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2004年 新建千葉支部総会&忘年会
(新建ちばNo.179より抜粋)
 1年の支部活動の締め括り、総会・忘年会は12月18日開催しました。


記念講演

 総会に先立ち高山登氏による講演「米国住宅事情:ニューアーバニズムの住宅地開発」が行われました。北米の基本的な住宅のスタイルと宅地開発の動向を、実際の事例紹介をもとに講演していただきました。事例紹介では、歴史的な保存建築物も多い「チャールストン」、ナショナルトラストによる環境管理の行きとどいた「アイオン」、大きな樹林とプレミア住宅の「ニューポイント」、そしてディズニーが開発した「セレブレーション」の4箇所を紹介されました。
 「街と建物はセットで資産価値があり、建物が建つ土地単体の価値は低い」という日本の都市部とは正反対の土地の考え方。事例にあった地域では、地域のルールを守れない場合に即刻退去命令の権限を管理組合または管理企業が持っている、とまで徹底しているそうです。街を資産価値のあるものへ高める為、住民と管理者の取り組みの基盤がしっかりしているとのこと。アメリカといえば、公共空間や地域の公園の使い方が面白いなあという印象でしたが、「街の管理」への考え方のきめ細かな柔軟さやイメージの豊富さとそれ故の厳しさを住民や管理者が共有して持っている点が、そうした空間にもつながるのかなと思いました。



総会
 参加者は、10名。師走も押し迫っており、都合のつかない人が多数で
残念でした。代表幹事の岩瀬さんの挨拶の後、議長には成岡さんが選
任され、それぞれの担当者から今年度活動と次年度の方針について報
告がありました。







―報告内容―
全体(中安博司)
 「仕事を語る会」、「高齢社会の団地再生事例報告」、「建築とまちづくり展」など支部企画の報告。幹事会に参加者が少なく、固定されてきているのが残念。住まいづくり研究会では、「畳工場見学」「ツノマタ工場見学」など。来年度活動方針としては、新建活動のPR、企画参加の促進と企画の活性化、活動や交流の幅を広げる、他県支部との活動などが提案されました。


建築とまちづくり展(加瀬澤文芳)
今回建まち展の様子と他県支部で行われた建まち展
の模様について。施工者のパネルの質の高さと千葉大学の参加が有意義だったことなどが報告されました。


事務局(加瀬澤文芳)
 会員の動向(入退会者・人数など)と、全国の動き・全国研究集会の報告と来年のサマーセミナーin北海道について。静岡支部の会員数+6名、青森支部+2名と目覚しい。来年のサマーセミナーは異例の5月に開催。


会計(加瀬澤恵)
「建築とまちづくり展」の参加費による収入と、会費滞納金が一部支払われたため、今年の繰越金は320,479円と昨年度を大きく上回ったが、来年度は全国大会による支出が大きく、会費滞納金の解消が必要であることなど。


―討論(質疑・意見など)―

・景観法、介護保険、シックハウスなどの問題点について。


―役員改選―

若手の2名が役付幹事に新任しました。

2005年度役員
 代表幹事          岩瀬 昌照 (留任)
 事務局長          中安 博司 (留任)(全国幹事)
 事務局次長         加瀬澤 文芳[新任]
                 (全国常任幹事・全国事務局次長・支部活動推進担当責任者)
 役付幹事 ・編集      足立 圭  [新任]
        ・会計      加瀬澤 恵 [新任]
        ・会計補佐   加瀬澤 文芳(留任)
        ・監 査     三国 政勝 [新任]
    幹 事           鎌田 一夫 (留任)(全国幹事)
                  大竹 司人 (留任)
                 新井 信幸 (留任)
                 土肥 友恵 (留任)


―忘年会―

 場所は総会会場近くの居酒屋「村さ来」。今年は総会、忘年会共参加者
が少なかったですが、鍋を囲んでそれぞれ盛り上がっていました。飲み
放題だったので、熱燗を頼みすぎて、お店のとっくりが足りなくなるなん
てことも。お酒はほどほどにしましょうね。
 今年もよろしくお願いします。

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