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2002年新建千葉支部総会報告
(新建ちばNo.167より抜粋)
 早いもので21世紀も3年が過ぎ新たな年を迎えました。厳しい経済状況が続いていますが新しくなった新建憲章のもと、会員皆様が住まい手・使い手の信頼を築き、活躍するとともに、支部活動の活性化にご協力いただくよう、今年もよろしくお願いいたします。さて、昨年12月7日千葉市民会館において支部総会を開催しました。懐かしい顔ぶれを含め15名の参加がありました。

■記念講演
総会に先立ち鎌田氏による講演「初期のモダニズム建築を見る」が行われました。スライドはご本人が現地で撮影したもので、臨場感があり、今年一年かけて行われる三沢先生の建築セミナーとも通じ、内容の濃いものでした。

■総会
○代表幹事あいさつ(岩瀬昌照)
昨年11月に行われた研究集会での本多昭一氏の基調講演の資料をもとに、建築・まちづくりにたずさわる技術者としての果たすべき社会的責任についての問題提起があり、支部でも検討する必要性を説かれました。

○活動報告、次年度方針

・全体、支部企画、幹事会(中安博司)
支部企画は7月に「仕事を語る会」を行い(機関紙165号・9月に報告記事)、幹事会は毎月開催したが参加者が固定し、特に夏以降停滞気味であった。今年はホームページの開設や建築展の開催など若手を含めた会員が積極的に参加でき、多くの人に知ってもらう企画・活動を行う。

・住まいづくり研究会(長房直)
3月に行われた増田邸見学(機関紙164号・7月に報告記事)は参加者も多く好評だったが、その後は低調で夏以降は未開催になってしまった。会員が何を求めているか知りたい。

・機関誌(鎌田一夫)
隔月6回発行、内容は一定のレベルを保ち全国でも評価されている。開設するホームページを考慮し原稿は電子媒体化を進める。毎月の発行は次年度以降とする。

・住まいと福祉の会(三国正勝)
毎月の例会および千葉市と君津市の住宅相談を引続き行った。ホームページを作成中で今年早々に立ち上げる予定。NPO法人にする話もあるが現在検討中。

・住まいづくりフォーラム(中安博司)
一般向けの講座や見学会を定期的に開催。新築・リフォームを含め少ないながらも契約に結びついた。講座の参加や一般会員の減少があり、企画の検討が必要。ホームページの開設を予定。

・サマーセミナー報告(足立圭)
8月飛騨古川(機関紙166号・11月に報告記事)

・全国研究集会報告(西岡友基)
11月神戸で開催。前回より参加者は少なかったが、加瀬澤が総括した福祉部会をはじめ、分科会でじっくり話をすることができた。内容について出版準備中。

・事務局(加瀬澤文芳)
現在の会員数67名。この一年間に新入会員が3名、退会が5名あった。ホームページ作成中、早々に立ち上げ予定。三沢浩氏の近代建築史セミナー(全10回)を開催する。講座のまとめとして、海外に現地見学予定の予定もある?

・全国の活動(加瀬澤文芳)
新建憲章を英訳中。北海道支部で三沢セミナーを開催し成功。建築・時事問題に対し検討・提言を行う政策委員会が活動。

・会計報告、予算案(西岡友基)
赤字ではないが余裕はない。滞納を減らし、今年開催される大会広告を確保し財政の健全化を継続する。

○役員改選
 下記の通り提案し了承。活動の活性化を促すため若手の2名を幹事に新任した。
  代表幹事 :岩瀬昌照
  事務局長 :中安博司
  事務局次長 :長房直
  幹事・編集長:鎌田一夫
     会 計:西岡友基
     会計補佐:加瀬澤文芳
     監 査:金杉久

  幹    事:
    三国正勝・廣野一夫
    大竹司人(以上留任)
    岡澤悟・曽我部広和(新任)

○まとめ
 皆様忙しいなかでの討議ではありましたが、元気な支部活動を求めていることが参加者全員の思いであり、活発な活動を求めていることが伝わってきました。
 今年は前記の通り千葉支部のホームページを開設し、一年間掛けて開催する三沢浩氏の近代建築史セミナー、会員の活動・仕事を紹介する建築展など例年以上の活動を予定しています。皆様が参加しやすく、また多くの人たちに私達の活動を知ってもらうための企画です。
 成功させるには皆様の積極的な参加および協力が必要です。ぜひとも成功させ、会員皆様の実になるようご協力よろしくお願いいたします。

(事務局長 中安博司)

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