生まれて
このかた骨折らしい骨折はしたこと無かった(剥離骨折くらいはあったさ)のですが、やっと
(?)折りました・・。
原因はスノーボードのワンメイクで、360の練習中空中でバランス崩して、着地に手から着いたら折れました。バキッとはいわなかったけど、ガクンッて違和感がありました。気持ちが昂ぶっていたのか、思っていた程痛くなかったのにはちょっと意外でした。アドレナリンだかエンドルフィンだかよくわかりませんが、痛さをマヒさせる物質が分泌されるんでしょうかねぇ・・。だからといって痛くない訳ではありません。
折った箇所は左手首で、"橈骨(とうこつ)"っていう腕の骨(親指側)です。医学用語では「コーレス骨折」というらしいです。ちょっと気持ち悪い話ですが、折った直後は内部で血がシューっシューっと漏れているのがわかり、折れてる可能性大と感じました。でも直ぐ固まるのか、ちょっとしたら漏れてる感は無くなりました。
友達と二人で行っていたので直ぐに友達に合流し、一緒に救護室に行ったのですが、事故った場所がメインゲレンデとは裏側のゲレンデだったので、そちら側の救護室にはベットくらいしか無いらしく、定期的に回ってくる見廻りの人を待つことに。。少ししてスノーモービルで見
廻りの人が来て、表側の救護室に運んでもらいました。担架みたいなソリではなく、スノーモービルの後ろに二人乗りでした。友達はリフトで。初めてスノーモービルに乗りましたが、結構速くて、急なところも登っていくし、痛さも忘れてスゲー気持ちいいなぁって感じました。サイレン鳴らしてたので恥ずかしかったけど。。 救護室では応急処置として湿布を貼り三角巾で腕を吊って、近くの救急対応している病院が幾つか書かれた地図をもらいました。(当然お金も掛かったよ。) 救護室の方々にお礼を告げて、いざ病院へ。救急車って程の事ではないので自分の車です。友達が運転してくれて助かりました。
病院に向かう途中救急車に抜かれつつ、訪れたのは『利根中央病院』。救急外来には患者さんが何人も待っていて、中には私とおなじようにスノーボードウェアの人が結構いました。(やっぱ多いのね。。) あとは小さい子供をつれて来る人が多かったです。お医者さんは大変ですね。改めて思いました。 患者さんが多かったので何時間か待ち、名前を呼ばれ、先ずレントゲンです。そしてまた暫し待ち・・次は矯正。一緒に行っていた友達も昔し手首を折った事があり(友達は小指側)、矯正が痛いんだよと脅かされつつ、腹を決めて臨みました。でも叫ぶ程ではありません。麻酔も無しでした。親指引っ張りながら折れてる骨を元に揃えるんですが、なんだか袋の中で折れた千歳飴を揃えている様な・・(親指を思いっきり引っ張ってたからそんな緩々じゃないけど・・)、変な例えですが、普段の生活の中で一番思いつくのはそんなイメージしかないかな。。で矯正してからギブスで固定。このギブス、何で出来てるのかわかりませんが、空気に触れると?か水に反応させて?か、少し経つとカチカチに固まる短い包帯の様な板で、肘を90°に曲げて、手の甲から甲側を肘を経由させてUターンして、反対側を掌までまわして固めました。ちょっと汚い例えですが、ゴミ拾いとか便所掃除用具にある、つまむやつ、あれで肘側から挟んだ格好です。 その後またレントゲンを撮り、ちゃんと矯正されたのを確認して処置は終了です。家は利根中央病院に近くないですから、通うわけにはいかないので、家に帰ってから地元の病院に行くようにとレントゲンと紹介状をくれました。
しかしほんと、きれいに矯正されてました。折ったのが腕じゃなかったら拍手してましたね。
家に帰ってから、次の日に地元の整形外科にお世話になりました。その後毎週一回診てもらい、ギブスも最初の数週間は利根中央病院でしてもらった挟み型ギブス(肘固定型)
→ その後それを外して石膏で全部覆って肘は開放する形 → さらに数週間後に石膏を縦切りにして脱着できるようにしてお風呂で腕を洗える形
→ そして5月1日にやっとギブスが外れました。石膏を切断するのはご存知のように電ノコで切るんですが、皮を切らずに石を切る、大工さんのような業でした。整形外科のお医者さんは皆さんプラモデルとか造形とか上手そうですよね。
現在まだ完治ではないので、週一で診てもらいながら
手首曲げ伸ばしのリハビリ中です。
いやぁ〜、怪我しないようにスポーツしたいですね。 (ベタな締め。。。)
2004年 5月 4日
|