おすすめ図書



性と生命に関する参考図書40選
  それぞれ、著者名、題名、出版社、本体価格、種別の順でリストアップし、簡潔なコメントを付け
ました。種別のPはプロテスタント、Cはカトリック、Sはセキュラー(一般)を意味します。
 カトリックは生命と性の倫理の研究に関してはプロテスタント以上に長い伝統と優れた実績をもって
います。避妊、生殖技術、進化論等に対しての見解はプロテスタントとは若干異なることを理解した上
でご一読ください。また、一般の書物はクリスチャンとしてその内容のすべてに同意できるものではあ
りません。中絶容認や中絶権推進の立場の著者も多くいます。しかし、その考察の深さや資料の豊かさ
は価値あるものです。聖書的な基準で取捨選択され、よい部分を吸収なさってください。
「性」は人間と心身と社会全体にわたる事柄ですので、多くの学問の研究対象となります。性は心理
学、医学、生理学、哲学、倫理学、社会学等幅広い学問的分野にまたがっています。ですから性につい
て正確にかつ責任ある記述をしようとすれば、どうしても学術的で難解にならざるを得ません。ここに
あげました書物も、活字の苦手な方には難解なものが多いようです。そのような方は、入門者、初心者
向けのもの、あるいは文庫本から一読されることをお勧めいたします。

   〜性一般に関するもの〜
1.KGK編「イシュとイシャ」(KGKブックレット) ¥400 P
日本におけるクリスチャン学生の実際の性意識と性行動が記された貴重な資料、読み物も秀逸。

2.ジョン・ホワイト著「教会と性的罪について」 (いのちのことば社) ¥1650 P
婚前交渉、マスターベーション、異常性欲などの問題に聖書的、教会論的にアプローチ

3.みなみななみ著「信じてたって悩んじゃう」(いのちのことば社) ¥1200 P
社会的な事柄に対して、聖書的アプローチ、まんが中心で読みやすい。中絶と同性愛を扱っている。

4.松本信愛著「いのちの福音と教育」(サンパウロ)¥1680 C
豊富な資料と平易な表現で、若者にいのちの尊厳を語ります。

5.吉山登著「現代と性のモラル」 (中央出版社) ¥2000 C
日本におけるキリスト教性倫理の第一人者による深い学識に裏付けされた専門的書物。

6.大島清著「性は生なり」(講談社+α文庫) ¥660 S
生殖生理学の第一人者による読みやすいもの。性の世界の深さ広さに開眼すること間違いなし。

7.松本文絵著「幸福な性」(講談社+α文庫) ¥680 S
キリスト教的背景を持つ産婦人科医が、性の世界で傷つくことない幸福な性生活を示す。

8.森省二著「逸脱するエロス」(講談社新書) ¥631 S
性的な逸脱の原因を心理学的に解明。逸脱を学ぶことから、逆に健全な性の在り方が分かる。

9.読売新聞社生活情報部編「性の風景〜迷いの中の自分探し」(読売新聞社) ¥1333 S
現代日本人の性の多様なあり方を克明にレポート。崩壊の危機に向かう日本人の性を実感。

10.石浜淳美著「セックスサイエンス」(講談社ブルーバックス)  ¥718 S
性に関して最新の科学でアプローチ。知られざる性の深さを痛感。驚くべき世界との出会い。

11.坂田義教編「現代のエスプリNo.366 性の諸相」(至文堂) ¥1190 S
多様なテーマに対しての様々な学問的アプローチ、学術的だが興味深く比較的読みやすい。

12.赤松彰子著「性と生〜素敵にコミュニケーション」(かもがわブックレット) ¥571 S
適切な実例をあげながら、現代日本が持つ性の諸問題をともに考えます。入門者向け。

13. 別冊宝島「SEX・なぜ?ホント!?読本」(宝島社) ¥838 S
性に関する素朴な疑問に明確に回答。決して興味本位で終始せぬ深い考察、貴重な資料。

〜性教育に関するもの〜
14.岸義紘著「恋愛・結婚・性Q&A」 (いのちのことば社) ¥680 P
Q&A方式でポイントが聖書的かつ具体的にまとめられている。入門者、青少年向け。

15.柿谷正期著「男の子の性・女の子の性・体に何が起こっているの?」
(いのちのことば社) ¥680 P
小中学生の性教育に最適、クリスチャン家庭と教会に一冊は備えたい良書。

16.やなせたかし他著「輝く君に届けたい11通の手紙」 (女子パウロ会) ¥1300 C
愛と性についての平易で親切な指針を示します。中高生に最適、日本図書館協会選定。

17.ガエタノ・コンプリ著「神は男と女を造られた〜性教育のてびき」(ドン・ボスコ社)¥250 C
日本の現状を熟知した司祭が、聖書的にかつ科学的にいのちと性の意味を語ります。

18.河野美代子著「新版・さらば、悲しみの性」(集英社文庫)¥438 S
高校生の性を考えるには、必読の書。「愛があればセックスは当然」という風潮に警鐘。

19.坂野雄二編著「スクールカウンセラー事例ファイルE性」¥2100 S
中高生の性の問題について、教育現場での実際的な考察と指導。現場からだけに実用的。

20.中野吉宏著「高校生に考えてもらいたい性、生、政」(17出版)¥1734 S
考えることを放棄ししつつある高校生に本質的な問題を問いかけます。性についても良心的記述。

   〜人口妊娠中絶に関するもの〜
21.辻岡健象著「小さない鼓動のメッセージ」(いのちのことば社) ¥1165 P
中絶を思い止どまり産む決意をした人々と、それを支える人々、命の尊厳が伝わる。

22.ウィルキー夫妻著「わたしの生命を奪わないで」(燦葉出版社) ¥2233 P
アメリカにおけるプロライフ運動の聖書的論拠を網羅。文化背景が強いが理論的で万能薬的な書物。

23.マイケル.J.ゴードマン著「初代教会と中絶」(すぐ書房) ¥1942 P
教会が中絶をどう考え、扱ってきたかについての歴史的な資料として貴重な書物。

24.マザー・テレサ著「生命あるすべてのものに」(講談社現代新書) ¥631 C
日本各地での講演をまとめたもの。中絶についての発言は、国会でも取り上げらた。

25.ロジャー・ローゼンブラッド著「中絶−生命をどう考えるか」(晶文社) ¥2200 S
元タイム紙担当、第一線のエッセイストがアメリカにおける中絶問題の本質を鋭く描く。

26.T・バーニー著「胎児は見ている」(祥文社) ¥570 S
現代の医療技術が解明した驚くべき胎児の人格性と能力の数々。かつてのベストセラー。

27.丸本百合子、山本勝美著「産む産まないを悩む時」  (岩波ブックレット) ¥ 400 S
日本での中絶問題を女性と障害者の立場から論ずる。法律面での考察も秀逸。資料も充実。

  〜生命倫理に関するもの〜
28.チャールズ・スウィンドル著「性といのちの問題」(いのちのことば社) ¥1300 P
中絶問題を一貫して聖書的に取り扱いながら、勇気をもって解決の道を示す。

29.多井一雄他著「生命を見つめる」(いのちのことば社) ¥1600 P
聖書的な倫理から中絶と安楽死の是非を考察。聖書的生命観を明示。

30.村上伸著「あなたはどう生きるか」(新教出版社) ¥1900 P
平易な表現でキリスト教倫理全体を解説。中絶問題等の生命倫理も扱う。

31.「講座・キリスト教倫理〜第1巻:生と死」「同第2巻:結婚と性」(日本基督教団出版局)
¥2750 P 伝統的なキリスト教倫理を検証し、新たな視点を示す。保守的な信仰の立場から
は賛否両論が予想される内容。

32.ジャン・マリ・モレッティ著「いのちはだれのもの」 (女子パウロ会) ¥1133 C
フランス人神父がQ&A方式で分かりやすく、中絶、生殖技術等について聖書的な生命倫理を語る。

33.森岡正博著「生命学への招待」(勁草書房) ¥2301 S
生命学を提唱する若手学者の著書。命に関して新鮮な角度からの極めて深い考察。

34.江原由美子著「生殖技術とジェンダー」(勁草書房) ¥3708 S
日本有数の生命倫理学者たちによる中絶権の是非などについての極めて高度な学術的考察。

35.加藤尚武著「現代倫理学入門」(講談社学術文庫)¥ 760 S
生命倫理に限らず、倫理学の基本を学ぶには最適。特に現代人の倫理の是非を考えさせらる。

36.星野一正著「医療の倫理」(岩波新書)¥ 580 S
医療技術の進歩とともに新たに生じた倫理的な問題をどう考えるか?医療倫理入門に最適

37.斎藤茂男「生命輝く日のために」(講談社+α文庫)¥ 718 S
重い障害を持った生まれた命をめぐって考えさせられる社会と人間の幸福。感動のルポタージュ。

〜生殖技術に関するもの〜
38.金城清子著「生殖革命と人権」(中公新書) ¥ 680 S
最新の生殖技術を紹介しながら、その倫理問題を人権という角度から考察。

39.フォービギナーズ「生命操作」(現代書館) ¥1200 S
生命操作について、その歴史や思想、さらにその危険性までも漫画中心に説明。

40.中村祐輔著「遺伝子で診断する」(PHP新書) ¥ 660 S
「遺伝子で何が分かるか」を解説。後半は遺伝子治療などの倫理問題にも触れる。