交響曲第4番へ短調 Op.36 | |||
T | Andante sostenuto - Moderato con anima | ||
U | Andantino in modo di canzona | ||
V | Scherzo.Pizzicato ostinato.Allegro | ||
W | Finale.Allegro con fuoco | ||
1877年当時、チャイコフスキーはかつての教え子、アントニーナからの熱烈な告白を受けて彼女と結婚。しかし、 同性愛者である彼にとって女性は理想化されすぎていたため、その生活はすぐに破綻した。これは、その後の療 養中、精神の激動の時代を通して書かれたもので、旅先のイタリアで完成した。 この曲は彼の交響曲の中でも時に変化に富んだ作品で、運命の力に翻弄される人間の姿を描いていると言われ ている。主人公は当時のチャイコフスキー自身らしい。 | |||
エフゲニ・ムラヴィンスキー | レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 | 41:38 | |
同上 | 同上 | 41:52 |
交響曲第5番ホ短調 Op.64 | |||
T | Andante - Allegro con anima | ||
U | Andante cantabile,con alcuna licenza - Moderato con anima | ||
V | Valse.Allegro moderato | ||
W | Finale.Andante maestoso - Allegro vivace | ||
不幸な結婚と離婚は入水自殺を試みるほどショックであり、世間からの聞こえもよくなかった。非難をかわすた め、彼はパトロンのフォン・メック夫人の私的年金を元に西ヨーロッパの別荘などで作曲活動を続けていた。1888 年になると、モスクワから90qほど北にあるフロローフスコエに新居を構えそこで作曲に専念するようになった。 第5番はこの新居でわずか3ヶ月の短期間で書き上げられた。悲しみに暮れる第4、第6、とは違って優美で華 麗であるため、チャイコフスキーの交響曲の中では最も親しまれている。 | |||
シャルル・デュトワ | モントリオール交響楽団 | 46:16 | |
セルジュ・チェリビダッケ | ロンドン交響楽団 | 50:22 | |
エフゲニ・ムラヴィンスキー | レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 | 43:05 |
交響曲第6番変ロ短調 Op.74 「悲愴」 | |||||||||||
T | Adagio − Allegro non troppo | ||||||||||
U | Allegro con grazia | ||||||||||
V | Allegro molto vivace | ||||||||||
W | Finale.Adagio lamentosa − Andante | ||||||||||
1892年末にこの曲に取り掛かった翌年、チャイコフスキーは弟に「これはきっと私の最高傑作になるだろう」と書 き、また甥に「標題性があるが、それは誰にも謎であるべきもので、そのプログラムは徹底的に主観的」と書いて いる。1893年8月末に完成し、10月に初演したが、彼が期待したような成功は得られず、翌月には他界してい る。死因については、スキャンダルの責任に砒素毒での自殺を強要されたという説が有力である。この曲には、 メック婦人からの援助打ち切りが影を落とすが、それ以上に人間のうちに潜む抽象的な悲愴を表現している。 オットー・クレンペラー | フィルハーモニア管弦楽団 | 47:27 | エフゲニ・ムラヴィンスキー | レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 | 43:57 |
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スラヴ行進曲 Op.31 | |||
ヘルベルト・フォン・カラヤン | ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 | 9:33 |
幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」 Op.32 | |||
ユーリ・テルミカーノフ | ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 | 26:51 |
イタリア奇想曲 Op.45 | |||
ヘルベルト・フォン・カラヤン | ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 | 16:53 |
大序曲「1812年」 Op.49 | |||
ヘルベルト・フォン・カラヤン | ベルリンフィルハーモニー管弦楽団 | 15:25 |
幻想序曲 「ハムレット」 Op.67 | |||
シャルル・デュトワ | モントリオール交響楽団 | 17:42 |
幻想序曲 「ロメオとジュリエット」 シェイクスピアによる | |||
ヘルベルト・フォン・カラヤン | ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 | 21:29 | |
クルト・ザンデルリンク | ドレスデン・シュターツカペレ | 19:03 |
バレエ組曲 「白鳥の湖」 Op.20 | |||
1 | 情景 | ||
2 | ワルツ | ||
3 | 白鳥たちの踊り | ||
4 | 情景 | ||
5 | ハンガリーの踊り:チャルダーシュ | ||
6 | 情景(フィナーレ) | ||
ジェイムズ・レヴァイン | ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 | 21:04 | |
エルネスト・アンセルメ | スイス・ロマンド管弦楽団 | 23:42 |
バレエ組曲 「眠りの森の美女」 Op.66a | |||
1 | 序奏とリラの精 | ||
2 | アダージョ:パ・ダクシオン | ||
3 | パ・ド・カラクテール:長靴をはいた猫と白い猫 | ||
4 | パノラマ | ||
5 | ワルツ | ||
ジェイムズ・レヴァイン | ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 | 19:55 | |
エルネスト・アンセルメ | スイス・ロマンド管弦楽団 | 17:50 |
くるみ割り人形 Op.71 | ||||
序曲 | ||||
第1幕 | ||||
第1場 | ||||
1 | 情景−クリスマス・ツリー | |||
2 | 行進曲 | |||
3 | 子どもたちのギャロップと両親の踊り | |||
4 | 踊りの情景−ドロッセルマイヤーの贈り物 | |||
5 | 情景−グロスファターの踊り | |||
6 | 情景−クララとくるみ割り人形 | |||
7 | 情景−くるみ割り人形とネズミの王様の戦い、 くるみ割り人形の勝利、そして人形は王子様に姿を変える | |||
第2場 | ||||
8 | 情景−クリスマス・ツリーの中で(冬の松林) | |||
9 | 雪片のワルツ | |||
第2幕 | ||||
第3場 | ||||
10 | 情景−お菓子の王様の魔法の城 | |||
11 | 情景−クララと王子くるみ割り人形 | |||
12 | 特徴のある踊り(ディヴェルティスマン) | |||
a | チョコレート(スペインの踊り) | |||
b | コーヒー(アラビアの踊り) | |||
c | お茶(中国の踊り) | |||
d | トレパーク(ロシアの踊り) | |||
e | 葦笛の踊り | |||
f | 道化者の踊り | |||
13 | 花のワルツ | |||
14 | パ・ド・ドゥ | |||
a | イントラーダ | |||
b | ヴァリアシオン T(タランテラ) | |||
c | ヴァリアシオン U(こんぺい糖の精の踊り) | |||
d | コーダ | |||
15 | 終幕のワルツ−アポテオーズ(グランド・フィナーレ) | |||
ワレリー・ゲルギエフ | サンクトペテルブルク・キーロフ歌劇場管弦楽団 | 80:58 | ||
ユーリ・テルミカーノフ | ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 | 90:35 |
バレエ組曲 「くるみ割り人形」 Op.71a | |||
1 | 小序曲 | ||
2 | 行進曲 | ||
3 | こんぺいとうの踊り | ||
4 | トレパーク(ロシアの踊り) | ||
5 | アラビアの踊り | ||
6 | 中国の踊り | ||
7 | あし笛の踊り | ||
8 | 花のワルツ | ||
セルジュ・チェリビダッケ | ロンドン交響楽団 | 22:26 | |
ジェイムズ・レヴァイン | ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 | 21:30 | |
エルネスト・アンセルメ | スイス・ロマンド管弦楽団 | 21:37 |