BRAHMS
(ヨハネス・ブラームス/,JOHANNES/1833〜1897/ドイツ)

交響曲第1番ハ短調 Op.68
TUn poco sostenuto - Allegro
UAndante sostenuto
VUn poco allegretto e grazioso
WAdagio - Piu andante - Allegro non troppo,ma con brio
1876年初演。ブラームスはそれまでに声楽・器楽の別なくその才能を遺憾なく発揮しており、ようやく、といっ
感じでこの交響曲が作曲された。と言っても、この曲自身、少なくとも15年の歴史を持っている。第1楽章の初
稿は1862年にできていた。しかし、ベートーヴェンの後の古典を正統に継ぐ者としての期待がブラームスに掛
けられており、ワーグナーやリストといった急進派への対抗手段として交響曲を作らねばならなかったようであ
る。ともあれ、擦った揉んだを経て1876年に完成。楽界の期待に見事に応える作品となった。
クリストフ・フォン・ドホナーニクリーヴランド管弦楽団44:28
ジェイムズ・レヴァインウィーン・フィルハーモニー管弦楽団44:24
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団47:35
千秋真一R☆Sオーケストラ43:51


交響曲第2番ニ長調 Op.73
TAllegro non troppo
UAdagio non troppo
VAllegretto grazioso
WAllegro con spirito
この曲の構想は、南オーストリアはケルンテンにあるウェルター湖のほとりでの避暑中に練られた。非常に美し
い景観で、その影響が十分に曲の中に見られる。この曲は、1877年のその避暑の印象を得てその年のうちに
書き上げられた。一般にはブラームスの「田園」とか「ウィーン風」などと呼ばれている。彼自身、この曲を「非常
に無邪気な交響曲」と言い、「陽気で、小さくて、ほとんどどうということもない作品、要するに一組のワルツから
できている曲」と言っている。
ヘルベルト・フォン・カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団40:49
小澤征爾サイトウ・キネン・オーケストラ39:11
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団45:27


交響曲第3番ヘ長調 Op.90
TAllegro con brio
UAndante
VPoco allegretto
WAllegro
この交響曲は、第2番の6年後の1883年に作曲された。その間にブラームスは3回ほどイタリアに旅行に行って
おり、はっきりとは示されていないが内的にはなんらかの関連性があるといえるかも知れない。この曲はヘ長調で
書かれてはいるが、第1楽章の第1主題などその調性が維持できているのは1小節だけで、他の楽章などを鑑み
ても全体にヘ短調の色合いが強い。古典のヘ短調の曲は牧歌的な雰囲気の曲が多いが、この曲はそのために
暗く情熱的な作品になっている。そのため、ブラームスの「英雄」とか、「ドイツ風交響曲」などと言われている。
ヘルベルト・フォン・カラヤンベルリン・フィルハーモニー管弦楽団31:58
小澤征爾サイトウ・キネン・オーケストラ36:53
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団37:00


交響曲第4番ヘ長調 Op.98
TAllegro non troppo
UAndante moderato
VAllegro giocoso
WAllegro energico e passionato
ヴィルヘルム・フルトヴェングラーベルリン・フィルハーモニー管弦楽団41:28
カルロ・マリア・ジュリーニウィーン・フィルハーモニー管弦楽団46:20
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団40:24


ハンガリー舞曲集
第1番 ト短調2:43
第2番 ニ短調2:33
第3番 ヘ長調2:12
第4番 ヘ短調3:53
第5番 ト短調2:08
第6番 ニ長調3:11
第7番 ヘ長調1:35
第8番 イ短調3:03
第9番 ホ短調1:57
第10番 ヘ長調1:29
第11番 ニ短調3:11
第12番 ニ短調2:14
第13番 ニ長調1:22
第14番 ニ短調1:37
第15番 変ロ長調2:24
第16番 ヘ長調2:09
第17番 嬰ヘ短調2:44
第18番 ニ長調1:17
第19番 ロ短調1:48
第20番 ホ短調2:08
第21番 ホ短調1:16
ヴァルター・ヴェラーロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団


ドイツ・レクィエム Op.45
第1楽章悩みを抱く者たちは、幸せである Selig sind,die da Leid tragen
第2楽章なぜなら、全ての肉体は草のようなものであり Denn alles Fleisch es ist wie Gras
第3楽章主よ、私に教えて下さい Herr,lehre doch mich
第4楽章あなたの住まいはなんと気持ちのいいことでしょう Wie lieblich sind Deine Wohnungen
第5楽章あなた方はいま悲しみを抱いている Lhr habt nun Traurigkeit
第6楽章なぜなら、私たちはこの地上には永遠の都を持たず Denn wir haben hie keine bleibende Statt
第7楽章しあわせである Selig sind die Toten
カルロ・マリア・ジュリーニウィーン・フィルハーモニー管弦楽団71:56
Sp,バーバラ・ボニー/Br,ハンス・シュミット


大学祝典序曲 Op.80
クリストフ・フォン・ドホナーニクリーヴランド管弦楽団9:26
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団10:26


悲劇的序曲 Op.81
クリストフ・フォン・ドホナーニクリーヴランド管弦楽団13:32
ジェイムズ・レヴァインウィーン・フィルハーモニー管弦楽団13:56
カルロ・マリア・ジュリーニウィーン・フィルハーモニー管弦楽団15:29
ニコラウス・アーノンクールベルリン・フィルハーモニー管弦楽団14:20


戻る