基礎知識

2002年4月30日設置

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カメラ本体 ISO感度とは

ISO感度とはカメラが明るさを感じることができる感度のことです。
この感度はフィルムカメラの場合はフィルム、
デジタルカメラの場合はカメラの機種ごとに異なります。


■ISO感度が高い場合、明るさを感じる感度が高いので
 ・シャッタースピードを上げることができます
  例えば、ISO感度をISO200からISO400に上げると、同じ絞り値であれば
  2倍速いシャッタースピードで撮影できます。
  ISO感度を2倍にすると撮像素子に当たる光の量が半分で適正露出になります。
 ・絞りを絞っても高いシャッタースピードを維持できます
  ⇒手ブレがおこりにくくなる
 ・ただし高感度ノイズが増えます
  ⇒ノイズのせいで撮影画像がザラザラします
   ⇒そのざらざらを抑えるためにノイズ除去機能を使うと
    今度は「のっぺり」とした解像度の低い画像になります

■ISO感度が低い場合、明るさを感じる感度が低いので
 ・シャッタースピードはあまりあげられないし
  絞りを絞ると光量が落ちるのでその分、手ブレがおこりやすくなります
 ・ただし高感度ノイズは抑えられます

■ベース感度
そのカメラの性能が最も高くなる感度で、常用感度の一番低い値です。
拡張最低感度ではなく、常用感度での最低値。
それが一番綺麗に撮影できるベース感度です。


最近のデジタルカメラは進歩のスピードが速くて、常用感度が6400近くまで上がっています。
通常使用時はベース感度で綺麗な写真を撮るのがいいと思いますが
撮影場所の明るさ、レンズの明るさ、必要なシャッタースピードを考慮にいれて
最適なISO感度を設定するべきです。


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