写真

2002年4月30日設置

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2009/06/30(火) 東京の野良猫の憂鬱
特集 東京の野良猫の写真特集

仕事が終わって1時に家に着きました。
朝8時から働いて、夜の12時まで。15時間労働はかなりキツイ。

雨が降る中、歩いて帰ってきてアパートの階段を上ろうとしたら
階段の4段目あたりに小さな子猫が座っていて、一人で震えていました。
最近になってアパートの前に数匹で住み着いた親子猫のうちの一匹で
少し痩せた、とても小さな子猫です。
夜に急に雨が降り始めたから階段で雨宿りしていたみたい。

私が階段を上り始めたら、そのまま追い立てられるように
子猫もどんどん上っていく。どこまで行くつもりだろうと思ったら
途中でスルリとすれ違って下に降りていきました。

一旦、家に入って荷物を置いたのですが、あの子猫のことがどうしても気になる。
アパート前にたむろしている猫達とその猫達にエサを与えて
無責任に自己満足している人々は正直な気持ち、私は好きではない。
けれども、一人で階段で震えているあの子猫は大丈夫かなととても心配になりました。

階段を下りて様子を見に行ったらアパートの1階の傘建ての中に
先ほどの子猫が入り込んでいて、文字通り「すっぽり」と納まっていました。
震えも止まっていたし、今晩のねぐらは確保できたみたい。

使用
カメラ
Nikon D700

使用
レンズ
AF-S NIKKOR
50mm F1.4G
■東京の野良猫の憂鬱
東京の野良猫の憂鬱

可愛いと思って撮影したのでは、決して無い。

無責任にエサを与えて猫達を集めて、その副産物としてたくさんの子猫が生まれる。
結膜炎で眼が真っ赤になった子猫が居ても誰も何もしないし
エサだけ与えて都合のいい時だけ一緒に遊んで楽しむだけ。
人は、とても身勝手だ。

それでも東京という自然が少ない環境下で、必死で生きている子猫がいる。
この風景を見たら少しは何かを伝えられるかなと思って、わざわざカメラを取りに家に戻りました。

■東京の野良猫の憂鬱
東京の野良猫の憂鬱

さすがに夜遅かったから、眠たそう。

東京の猫と、人間との距離。
過度に干渉して相互に依存することなく、また完全に突き放すこともなく
その適度な距離の保ち方が非常に難しいのだと思う。

今日は晴れるといいね。
おやすみなさい。

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