アナログカメラの基礎知識

2002年4月30日設置

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カメラ本体 ペンタプリズムとペンタミラー

Nikonの廉価版一眼レフ、D60の本体重量は約495g
Nikonのフルサイズ一眼レフ、D700の本体重量は約995g

本体重量が倍近く違う。

カメラ本体の材質が違うからここまで差が出るのですが、それにしてもD60が500gという
超軽量カメラなのはペンタプリズムではなくペンタミラーを使っているからなのです。

ペンタプリズムとは一眼レフの頭頂部、オデコの出っ張った部分の内部に入っている5角形のプリズム。
このプリズムで光を屈折させて、対物レンズからの光を接眼レンズに導いています。
ファインダーから見えている風景はペンタプリズムでの屈折によるものなのです。

対してペンタミラーとは、このプリズムの役割を鏡で代用しているもので
複数の鏡で光を反射させて接眼レンズに導くものです。
プリズムではなく鏡なので、ペンタミラーを搭載したカメラは、とにかく軽い。

軽いけれどもペンタプリズムに比べるとファインダーから見える風景が小さいし、少し暗いのです。
ペンタプリズムでマニュアルフォーカスのピントを合わせるのは非常に困難なのですが
NikonのD60のようにフォーカスエイド機能があるカメラであれば
ペンタミラー機でもマニュアルフォーカスが楽にできます。


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