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2014/01/12(日) | 原発のリスクを電気の最大消費地である東京が負えというのは無理がある |
原発のリスクを電気の最大消費地である東京が負え というのは、ちょっと無理があると思う。 もし東京がリスクを負うのであれば、今まで原発立地地域に流れていた、補助金だの寄付金だの 全て電力会社に返還してもらって、新たに東京に再配分してから行うべきだと思う。 それを返還せずに、事故が発生して顕在化したリスクだけ東京に移そうというのは、暴論だと思う。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/37886 各電力会社からは様々なお金が原発立地地域に流れてきた。 そのお金があったから、地域の人々は危険な原発であっても地域経済振興のために原発誘致をしてきたわけで もし原発のみだったら誰も誘致はしていないと思う。 原発は安全だと信じていたのだ。騙されたのだ。 だからリスクは最大消費地の東京で負担してくれ。 今までのお金や恩恵のことはうやむやにしてくれ。 東京に住んでいる私達だって同じ人間なのだから、リスクだけ東京で負えと言われても この都市に住む人々は皆理解が出来ないと思う。 東京はこの国の首都であるのは事実だし、また東電が事故を起こして 首都機能がマヒしたらどんなに恐ろしいことになるか、そのリスクも考える必要があると思うのです。 私は原発賛成派ではないのだけれど、反対したからといって 何か現実的な代替発電手段があるわけでもないし、 経済的なメリットを考えて原発を誘致する地域があるのも普通にわかる。 原発を誘致するな、稼働させるな、既にある原発を廃止しろ。 それをしたら立ち枯れてしまう地域経済の事を考えると安易なことは言えないし、 長年にわたって構築された利権を必死で守りたい人々の とりあえず「自分の利益を守りたい」という気持ちだけなら、なんとなくわかる。 他の誰か、例えば立地地域の人々を犠牲にしてまで、というところは理解できないけれども。 2014年の2月に行われる都知事選にて、反原発を公約に掲げる候補者もいますが 東京だけでは決められることでは無いし、各地域経済の事も考える必要がある。 そもそも前回の衆議院選挙の時に原発の継続可否を議論するべきだったのに 誰もが正面衝突を避けて無難に何も言わなかったのが失敗の元でもあったと思う。 国民達のかなりの割合が反原発で、でも票田の昔からの支持者たちは原発の既得権益者が多く その板挟みになった挙句、正面からの議論は避けてこの状態だと思うのですが 現実から目を背けたり、リスクだけもしくは自分の利益だけを主張しても、誰も何も決められないと思うのです。 |
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