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2002年4月30日設置

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2011/03/27(日) 鳩サブレーの紙袋は左手で持つべし

最近、いろいろ気が滅入ることが多過ぎるから
気分転換するために鎌倉に遊びに行きました。

鎌倉のお土産として職場用に鳩サブレーを2缶分購入して
大きな紙袋を持って鎌倉の町を歩いていたのですが、ふと思ったことがある。

鳩サブレーの紙袋には大きな鳩のマークが書かれているのですが
右側、左側ともに鳩が上から見て時計回りの方向を向いていて
右手で紙袋を持つと、外から見ると鳩のマークが後ろ向きになってしまう。

なのでわざわざ左手で持って鳩のマークを前向きにして歩いてみた。
些細なことでも前向きにして歩いてみようと。


震災の後だからということで、被災地のことを思って
様々な行事や行楽を自粛しようという人々がいる。
決して間違ってはいないし、考え方は人それぞれなのです。

私は、自粛はしない。
「自粛」というのは、思考停止状態で立ち止まることと同義だと思うから。
バブル絶頂期の日本ならいざ知らず、緩やかに衰退しているこの国にとって
戦える人間達まで立ち止まっていられるほどの余裕はないと思うから。
この苦しい状況下でも前を向いて進むことのほうがつらいし大変だけど
新しい価値を積極的に生み出すことこそが復興につながるはずなのです。
震災の痛手をまずは静かに受け止めて、その上で前を向いて歩けばいい。

借金まみれな上、収支のバランスが大きく崩れてしまっているこの国にとって
今回の震災は改革を進める契機になる。被災地復興への投資が最優先され
今まで行われていた無駄なもの、腐りかけたものへの投資は打ち切られる。
この機に既得権益にしがみつくウルサイ人々を切り捨てられる。

景気に悪影響を与えるといわれている増税も実施すればいいと思う。
私たちが国に頼り続ける生活をするためには一体どれだけの税金を払う必要があるのか
それを正しく認知するいい機会でもある。小手先の安易な手法に頼らずに
「復興のためだから」という錦の御旗の下、キッチリ増税して財源を確保すればいい。
赤字国債に頼るということは実質、子供世代、孫世代の財布の中から
「あなたのためだから」という言い訳と共に勝手に金をくすねることと変わらない。
数十年後の将来の増税よりも、赤字を生み出した世代も含めた今の増税のほうが納得がいく。
もしそれがこの国の経済の崩壊の始まりになるなら、その程度の国を
赤字国債で延命してもその先はたかが知れている。

いずれにせよ、私たちは変わらなければならない。
このままの現状維持ではこの国は「極東の貧民国」に陥る。
不必要なまでに国に頼る生き方は捨てて、自分達で戦わなくてはならない。

より厳しい道を選ぶなら、少しでも前向きに、生きていたいと思うのです。

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