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2010/11 /13（土）	尖閣のビデオを流出させた海上保安官には厳罰を
ネット上の調査では尖閣諸島でのビデオを流出させた海上保安官を処罰するべきではないという意見が 圧倒的多数を占めていますが、私は厳罰が必要だと思っています。 私たちが選挙で選んだ国会議員達が過半数を占めている日本政府が ビデオを公開するべきではないと判断したのです。 その判断に対する責任は、国会議員だけでなく、その議員・政党を選んだ私たちにもあるのです。 「公開するべきではない」という判断は、その判断が正しかろうか悪かろうが、その先にどんな結果が待っていようが 私たち国民一人一人の責任でもあるのです。決して、国会議員本人だけの問題ではない。 その政府の意向に反して、権限も何も無いただの一海保職員が勝手な判断でビデオを公開してしまう。 その公開後に、もし万が一重大な事態が引き起こされた場合、その責任を国民達は取れますか？ 中国をよけいに怒らせて、ただでさえ不況から抜け出せない日本がさらなる経済的打撃を受けるような事態になった場合 その責任を一人の海上保安官が全て取ってくれますか？一人で勝手に決めて、行動していいレベルの問題ですか？ そもそも、その行為はあなたに与えられた保安官としての職分の範囲内の行動ですか？ 落ち着いて考えれば、恐ろしく軽率で、無責任過ぎる行動です。 このレベルの情報漏洩を自分の名前も出さずに匿名でネットに流して 尻尾を掴まれそうになってあわてて自首するという覚悟の無さ。判断の甘さ。 そもそも公務員である以上、国の方針に従えないなら情報漏えいの前に辞職するのが先では？ もしバレなければこのまま国から給料を貰い続けようとする図々しさ。 こんな愚者に国民の税金から給料を払うのはやめて欲しいと、納税者の私は思う。 私個人の意見は、政府はビデオを国民に公開するべきだったと思っています。 中国船がぶつかってきた事実がある以上、公開することによって日本が蒙る不利益は無さそうだし 逆に公開しないと今後の中国の横暴を黙認することにもなりかねないから。 全世界に向けて「強引にぶつかってきたのに、強硬な態度にでる横暴な中国」を最大限アピールすればいい。 中国との関係は悪化するけれども、かの国の横暴をこれ以上受け入れるよりは 将来につながる対等なる日中外交のためには、どこかで反発は必要だと思う。 でも私たちが選挙で選んだ国会議員達の判断は、どういう議論がなされたかはよくわからないにせよ 「公開しない」の判断をしたのです。国の方針を決める職業・その職権を与えられた人々が、 また私たちから選挙によって委託された人々が、その判断をくだしたのです。 その判断が受け入れられないものなら、まずは国民として投票結果を反省するべきだし 次の選挙で別の議員を選ぶしかない。私たちは私たちの投票結果に責任がある。 その国の判断を権限を持たない一職員が覆すような行為は対国家テロ行為です。 自分の考えとは異なる政治家を排除するために暗殺する事と、その無責任さ・短絡性は変わらない。 今回の件は昔の暗殺テロ、5・15事件と事の本質が似ていると思う。 暴走した一部の軍人が犬養首相を暗殺、その後に巻き起こった国民達の暗殺犯達への熱狂的な助命嘆願運動。 それをメディアが煽り大きく報道し、その結果、暗殺犯人達の刑は軽くなったが その後に徐々に進行する日本の軍国化と亡国のきっかけとなる。 最終的にはその全代償を私たちは300万人を超える戦没者で払っている。 今回の件は日中間で、またこの国の将来に、それほど重大な影響は与えないと思われるけれども それを正確に予測できるほど単純な話でもない。 国家間の外交は一人の人間が軽率に扱える問題でもないし、責任も取れない。 一個人の軽率な行動を戒めるためにも、ひとまず落ち着いて法に照らし合わせて 違反事項に対しては罰が必要かと思うのです。 それと、その人間が所属していた組織も、自主的に監督者責任をとるべきだと。
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