日誌

2002年4月30日設置

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2009/10/11(日) ギンナンの記憶

気がついたら、秋になっていました。

道を歩いていると、ギンナン特有の香りが漂っていたり
木の上からポテチン、ポテチン、とオレンジ色の実が落っこちてくる
そんなことで秋を実感しながら、このテキストを書いています。

私が中学時代に所属していたソフトテニス部は部室が無かったので
大きなイチョウの木の下に「すのこ」を敷いて、その上に荷物を置いていました。
春・夏は日陰になって涼しいし、雨が降っても大丈夫ですが
秋になると上からギンナンが落ちてきて、当時はガキだったから
ギンナンの匂いでぎゃーぎゃー騒いだり、ラケットでギンナンを飛ばして他の人にぶつけたり
典型的かつ模範的な馬鹿ガキでした。

テニス部の時は落ちてきたギンナン拾いを手伝わされて
拾ったものを今度はバレー部が皮むきをする分業体制で
最後に体育教師に献上して、そのおすそ分けを少し貰っていた記憶があります。
今思うとこの上納システムはちょっと滑稽だ。
みんなで山分けではなく、一番強い体育教師がゴッソリ持って行く。
権力ピラミッドの頂点にいるのは、体力と腕力のある体育教師なのです。

そういえば、その体育教師はとても迫力があった。
ある日、私達が教室で追いかけっこをしていて私に追い詰められた友人が
ヘナヘナとしゃがみ込んだのがちょうど消火器のハンドルの上。
しかも何故か安全ピンが外れているという、ドリフに出てきそうな絶妙な舞台設定のおかげで
猛烈な勢いで教室が白煙に包まれたのですが
その時は追いかけっこをしていた皆が、この体育教師に拳骨で頭を叩かれた。

皆で横一列に並ばされて、端から順番に拳骨で「ゴツン!」。
主犯の私は2発叩かれた。
頭を叩かれる音が凄かったので順番が後の人は戦々恐々としていたのですが
思っていた以上に痛くなくて、皆で拍子抜けした。

遥か昔の懐かしい思い出が、なぜか断片的に思い出される
そんな季節になりました。

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