日誌

2002年4月30日設置

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2009/09/17(木) 東京には黒い奴が沢山いる

東京にはゴキブリが多い。

会社帰りに道を歩いていると、そこかしこでゴキブリを見かけるし
会社の社屋でも頻繁に見かけるし、いたるところにゴキブリがいる。
先日は会社の食堂でゴキブリにスプレーをかけている調理員を見てしまい
ちょっとゲンナリした...

この「ゴキブリ天国」に私は約4年ほど住んでいますが
不思議と私の部屋にゴキブリが出たことがありません。
だからゴキブリ用スプレーも持っていないし、退治したことも無い。

ただ、夜に道を歩いているとそこかしこにゴキブリがいるので、思わず踏み潰しそうになることがあります。
別に私に対して悪さをするわけでもないので踏み潰さないようにしていますが、害虫であるのも確かだし
そのまま踏んづけたほうが良いのかも、とたまに思うことも有る。
でも、結局そのままにしています。

今日、会社から帰って自分の郵便ポストを覗いたら中にゴキブリがいるのを見つけました。
空腹で猛烈に疲れている上に、スプレーを持っていないこともあってそのまま放って置いたのですが
後で落ち着いてよく考えたらなんだか猛烈に腹が立ってきた。
今度から、夜道で見かけたら積極的に踏み潰して歩こうと思った。
彼らは人にとっての害虫なのだから、容赦する必要は無い。
モリモリ踏み潰してやる!
なんて鬼になった自分の心によけいにゲンナリした。

少し前に、アパートの上層階に住む私の部屋の窓に小さなミノ虫がくっついていました。
彼はそのまま外に逃がしてあげましたが、同じ一匹の命として
ゴキブリとミノ虫の違いはいったいどこにあるのだろう?
ゴキブリだって足がトゲトゲしていなくて、テントウムシみたいに水玉模様で、触覚がウネウネしてなくて
コオロギみたいな声で鳴いていたら、もっと人に愛される虫になっていたかもしれないのに。
あんな風貌でいろいろなところに入り込むから嫌われる。

思いのほか、哀しい運命を背負った虫なのかもしれないし
そんなことを全く気にしないで逞しく生きている虫なのかもしれない。
むしろ大福帳を持った信楽焼のタヌキの置物の巨大なキンタマのように
「こんなんできちゃいましたが、何か?」的な露悪趣味を楽しんでいるのかもしれない。

謎の多い生き物だ。

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