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2009/03/22（日）	Ｄの系譜
画像工時代、私は人の顔の形状計測の研究をしていました。 （「管理人情報」のページに私の顔の形状計測結果が掲載されています） 正確には、三次元の形状計測結果を表示するレンダラーの開発や 計測データの加工プログラム開発が私のメインの研究内容ですが その計測装置の撮像機器としてＮｉｋｏｎのＤ１００を使っていました。 学生時代にその計測用Ｄ１００を研究室から勝手に持ち出しては 様々なものを撮影して遊んでいたのですが 当時のデジカメの中では圧倒的な性能を誇っていたＤ１００は、とにかく凄かった。 抜群に綺麗に撮れたのもあるけど、この筐体のデザインがとても格好良くて気に入ってました。 この「Ｄ」の一眼レフが欲しかったのですが、学生の身分では買えない代物だったから 就職したらお給料で買おうと決めていました。 あれから時が流れて６年。 手ごろな価格のＤ６０を買って、そのコストパフォーマンスの高さにとても満足していたのですが それでも飽き足らず、やっぱりＤの１００系の血をひく機体が欲しくなりました。 格下のカメラの画質の悪さを我慢するよりは、なるべく機械的な制限が無い状態で撮りたいし ３ＤＣＧのレンダリングの練習用ではあるけれど、せっかく撮るのだから綺麗に撮りたいと思う。 Ｄ１００系の最新機種Ｄ７００はＤ６０が５台も買えるほどの値段ですが 毎日残業まみれで土日も仕事で頑張っている自分へのご褒美でもあるのです。 もう買うしかないのです！と覚悟を決めて池袋のビックカメラに行きました。 Ｄ７００を持っていろいろな場所に赴いて、いろいろな物を見て、自由に撮影してみた感想ですが この１００系のカメラは階調性がとても豊かだし、自然な画が撮れるし、とても満足しています。 がっしりとした手触りや、撮影時の「ガシャコン！」という豪快なシャッター音は 「撮っているのだ！」ということを実感できて、とても楽しいのです。 まだ自分の腕が未熟なのと、Ｄ７００と一緒に買った新設計レンズ 単焦点５０ｍｍに慣れていないのでまともな写真が撮れていませんが、これからです。 私が生きているこの世界は、思いのほか美しい世界なのだということを 少しでも他の人にも伝えられたらいいな、と思いながら。
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