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| 2012/09/18（火） | 男子高校生の交換日記とサラリーマンの鼾 | ||||
今朝、通勤バスに乗っている時に目の前の座席に座っている男子高校生が 交換日記のようなノートを開いて読んでいた。 男子高校生で交換日記とは軟弱な、まるで女子ではないか！ と思いつつ私も横からばっちり読んでしまったのですが ・交換日記自体はごく普通のノートなのですが その表紙に漫画雑誌からの切り抜きらしきものが貼られていて、かなり豪勢な作りになっている ・色とりどりで、とてもカラフルである ・イラストが沢山入っていて、しかもどれも異常に上手い ・文字の装飾もなされている ・書かれている文字の量がハンパ無い ノート１ページ丸ごと文字で埋まっている などなど、最近の交換日記の凄さに圧倒されてしまった。 あまりにも楽しそうなので私ももう一度高校生活をしてみたいと思ってしまった。 私が卒業した高校は全国でも有数の進学校で、今では国内で10本の指に入るのですが その中で私は常にビリの成績だったからはっきり言って暗黒の高校生活であった。 交換日記なんかやろうという人もいなかったし、大学受験が近くなると授業中に耳栓をしてまで 自分の勉強に没頭するほどのガリ勉達に囲まれて、本当に肩身が狭い思いをした。 耳栓をしていて先生に注意されると「あぁ？！なんだぁ？！」みたいな逆に不良な高校生の集まりであった。 でも本来の高校生活の解放感、伸びやかさというのは バスの中でカラフルな交換日記を読みふけって今日は何を書き込んでやろうかな、と想像をするような そんな明朗かつ豊かな色彩に溢れたものだと思うのです。 正直、私にもそんな時代が欲しかった。 私の高校時代の思い出は暗い灰色に満たされている。 |
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■今日の一枚
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バスの中で。 高校生の彼の座っている後ろの席ではくたびれ果てたサラリーマンが 首をがっくり折って大きな鼾をかきながら寝ていた。 三連休明けなのにこのくたびれ具合はちょっと酷い。 今は元気いっぱいで才能が溢れんばかりの若々しい高校生も 数年経つとこんなに疲れたオッサンになってしまうわけで そんな風景を眺めていたら、少しせつなくなった。 |
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