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2012/08/22(水) | 長野須坂市動物園で脱走を繰り返すフンボルトペンギンの気持ち | ||||
普段は仏頂面のNHKのアナウンサーが少し含み笑いをしつつ 長野須坂市動物園で脱走を繰り返すフンボルトペンギンのヒナのニュースを伝えていた。 このヒナが脱走するのは三度目とのこと。 何度も逃走しているので、防止策として動物園の入り口にネットを設置していたのだけれど 人が寝静まった夜間に、そのネットの脇の岩をよじ登って逃げたとのこと。 次の日の朝、動物園から200o離れた大きな池を気持ちよさそうに泳いでいたそうで このフンボルトペンギンのヒナの強い逃亡意思には驚かされる。 少し前に東京の葛西臨海水族館でもフンボルトペンギンが逃げ出して、三か月後に荒川で捕まりましたが 動物園のペンギン達は自由を渇望しているのですね。 |
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■今日の一枚
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脱走したフンボルトペンギンは、悲しい思いをすることになる。 一生動物園にいて、狭い檻の中でずっと暮らしている限りにおいては 自分が住んでいる場所の狭さには気がつくことが無いのに 一度でも脱走してしまうと、実は檻の外に広い世界が広がっていることを知って 狭い檻の中で不満を抱きながらこれからの生活をすることになる。 事実、彼は三度も脱走している。 ある晴れた夏の暑い日。 青空を眺めながら、大きな池で元気に泳いだ爽快感を 狭い水槽の中で思い出すことになる彼の気持ちを考えると それを想像するだけで、私の心は締め付けられる。 毒を食らわば皿まで的な考えではあるけれど 一生動物園で飼う以上は、脱走は防がないといけない。 一度でも脱走をさせて外の世界を見せてしまうのは、とても残酷だと思うのです。 もしくは脱走に成功したらいっそのこと生息地に帰してあげる。 今度、長野に行ったらフンボルトペンギンを見に行こう。 元気に泳いでいる姿を見に行こう。 |
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