私は様々な植物の花を撮影しますが、バラの花だけは毎回撮影に失敗します。
これまで満足に撮れたことが一度も無い。
タンポポとかポピーのような路傍で咲いていて手に届きやすい「大衆的な花」とは異なり、
美しく整備された庭園で柵に囲われて咲くバラの花は、文字通り「高嶺の花」という印象が強いのです。
被写体に身近な愛着が持てないことは、テレビに映っているアイドルを見ても
何も感じないのと同じ気がします。
この一枚は、バラの花の美しさというより香りに惹かれて撮影した一枚。
バラ園でとても良い香りが漂っていて、幸せな気分で撮影したので結構気に入っています。
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