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1999年に買ったCDは全部で43枚。
音楽は買いに行く時以外に時間を取られないので、
忙しかったこの年でもたくさん楽しむことができました。
なので、チャートも充実してます。
本年の傾向は、前年から引き続いてトリップホップ、
特にジャズよりの音にどっぷりはまってました。
【アルバム賞】
- 01位. making bones/Red Snapper
- トリップホップは前年辺りからずっとはまっているんだけど、この人々のジャズ トリップホップにはほんとやられてしまった。そして、ウッドベースの渋ーいうねりにもはまってしまいつつ。ドラムスがリーダーということで、ドラムの乗りも最高。今年最も良く聞いたCD。そしてまだコンスタントに愛聴してる。
- 02位. Two Pages/4hero
- これもすごい。曲のセンスが半端じゃない。計算され尽くされたアルバム。ドラムンベース アーティストの中では最も好きだ。ドラムンベース自体はまだ若いジャンルだけど、このアルバムの音楽には普遍的な美しさがある。20世紀の歴史的な名盤として残ることでしょう。
- 03位. PNYC/PORTISHEAD
- 映像的な音楽を作ることにかけてはこのポーティスヘッドに勝るものはないのでは。これはそのライブ音源ですが、これは聞くたびに鳥肌が立ち、聞き流すことすらできない恐ろしいアルバム。アルバム自体に異常なエネルギーがあるので体力のある時にしか聞けない。
- 04位. GOOD/MORPHINE
- 渋すぎる。3rdの「yes」はこれよりも音の厚味が増しているけど私はこっちの方が好き。何か底の方で異様な熱を発しているようなロック。サウナロックと名づけました。
- 05位. STOP THE PANIC / LUKE VIBERT/BJ COLE
- なんて幸せなアルバムだろう。楽しい楽しいアルバム。ハワイアンからノイズまでごった煮状態。でもクールでスマート。良いアルバムだ。
- 06位. APPLE VENUS VOLUME 1/XTC
- XTCがパンクをやっていた頃のファンは今のポップ指向を冷めた目で見ているけれど、これはほんとにすごいアルバムですよ。曲はもう芸術的なほど完成されているし、歌がまた良い。ますます好きになった。
- 07位. JUXTAPOSE/TRICKY
- 誰にもお勧めできないトリッキー。このアルバムはヒップホップ色が強く聞きやすい分、今までのヤバそうな雰囲気が薄れた。でも聴く毎にその音楽が他とは全く異質のものだと気付く。トリッキーはすごい。すごいけど勧められない。
- 08位. PLAY/MOBY
- モービーと言えば007。でもほんとはもっと繊細な音楽を作れる人。ビッグビートの開拓者としても有名。でも実際はクラシックで育って、かなり様々な音楽を作る人。そして楽器もほとんど一人でこなしちゃう。もっと評価されて良いと思うけどな。
- 09位. SOAK/MIMI
- “毒エンヤ”ミミ。壊れたバランス感覚とグロ美な歌声に中毒性がある。これも多分好き嫌いがはっきり分かれるタイプの癖の強ーい音楽。
- 10位. WHO CAN YOU TRUST?+BEATS & B-SIDES/MORCHEEBA
- シタールの響きが良い感じです。これだけ良いんだからもう埃をかぶらせておくのはやめようよ。ジャケも笑える。歌もうまいしな。
- 11位. I CAN HEAR THE HEART BEATING AS ONE/YO LA TENGO
- ヨラテンのストレンジポップはこの年結構聴いた。ノイジーなギターの向こうできれいな歌声がささやかに響いている。不思議な感覚。ベルセバが好きな人は聞いてみると良いですよ。気に入るかどうかは別として。
- 12位. HEAD MUSIC/SUEDE
- 大好きなスエードの新作。メロディーセンスと歌は相変わらず狂気じみてて良い感じ。でもダンスっぽくなって賛否両論だった。私は全然OK。どんどん新しく変わっていけるバンドはプライマルスクリームなんかもそうだけど、それだけでわくわくさせてくれる。
- 13位. Tigermilk/BELLE AND SEBASTIAN
- ベルセバの幻のアルバム。出ると知った時には血の気が引くほど驚いた。日本の音楽業界の懐の広さに敬意を払ってしまうほど。もっと上位に上げても良いんだけど、前年の1位と言うことで遠慮してもらった。シングルも素晴らしい出来です。今年はベルセバの後続バンドもたくさん出たし、自身のソロワークも盛んだった。でも、ベルセバ本体と素敵な新作を出したハイラマズには到底及ばなかった。
- 14位. HAUNTED DANCEHALL/THE SABRES OF PARADISE
- このアルバムの邦題のサブタイトルは、「アンディー ウェザオールの幽霊クラブ」。その名の通り不気味な感触のアルバム。音作りがとてもうまいので地味ながら楽しめる。
- 15位. MAVERICK A STRIKE/FINLEY QUAYE
- レゲエはあまり聴かない方だけど、こういうセンスが良くて上品なアルバムは大歓迎。この後いろいろなレゲエやダブのサウンドを聴いたけどこれが一番良かった。
- 16位. The Fidelity Wars/Hefner
- へなへなロック。好きだなこのたるみ具合が。超マイペースで良いです。こんな感覚は他には無いもの。きれいなベルセバに対してやる気の無いヘフナー。気分によってはヘフーの方が好き。「ヘフってる」という表現が一番ぴったり来る。
- 17位. NEARLY GOD/NEARLY GOD
- もう、どろどろ。テリーホールが参加した曲とビョークの参加した曲がやはり最高。アルバムを通して息が詰まるような不穏な気配がたまらんね。
- 18位. THRILLSEEKERS/KARMA
- これも地味でしょうがない。でも、いいですよ。派手さが無いけど浮遊しているような感覚を持つジャズで実に心地良い。疲れてる時にもピッタリ。
- 19位. WITHOUT VERIGO/GLEN SCOTT
- クールだけど熱い。そんな歌声の持ち主。曲のセンスもよろし。ジャケットなどのアートワークもとても良い。ハイセンスな一枚でした。
- 20位. Beaucoup Fish/Underworld
- アンダーワールドが20位だなんて信じられないほどの充実ぶりだ。このアルバムもお勧めです。特に「blues Lee」がお気に入り。アルバムのまとまりも完成度が高い。
【ベストソング賞】
- FIRE AND ROSES/MIMI
- 悲しいのに堂々としている曲というのは私のつぼなんですが、これは的中してしまいましたね。じっくり聴くとすごく重みがあって良いす。声の使い方もビョークなみにうまい。歌詞も好き。
【ジャケット賞】
- THRILLSEEKERS/KARMA
- 4heroもアンダーワールドもグレンスコットも良かったけど、一番小粋なこのジャケに決定。すずしげで良いです。
【邦楽アーティスト賞】
- 01位. CIBO MATTO
- この順位内で実際に買ったのはこの人らと2位のCalmだけ。ちょっと外れてて良い味出してるこの音楽。歌詞も笑える。
- 02位. Calm
- こんな人がいるとは知らなかった。とても良質のクラブジャズ。他にもいるんだろうなきっと。
- 03位. UA
- 新作がダブに傾倒していてものすごく良かった。朝本浩文はやはりただ者ではない。
- 04位. m-flo
- インディーズ時代にラジオに1度だけ出てて、その時良いグループだなあと思ってたら一気にブレイクした。実際まだまだ活躍しますよ。
- 05位. Little Tempo
- ダブバンド。心地良いので買おうかと思ってたけど旬を逃してしまって買わずじまい。でも良い音作ってますよね。
- 06位. クラムボン
- ポップの新人では一番気に入ったのがこれ。なんとなく育ちの良さそうな3人。編成もユニークだけどテクニックが確かでセンスも良い。
- 07位. UNITED FUTURE ORGANIZATION
- テクニックやセンス的にはおそらくこの中で一番だろうと思う。でもこの順位なのは単に1曲しか聴いてないから。
- 08位. テイ トウワ
- ラストセンチュリーモダンのひと。新作はやはり良かった。独特の感覚を持っているけどそんなにクセがあるわけではない。もっと粘っこいの作ったらどうなるのだろう。
- 09位. bird
- なんか知らんがいっぱいいるR & Bのシンガーの中でもとても新鮮に感じた。
- 10位. COIL
- あほ。曲はいまいちだけど歌詞が笑える。
【音楽ニュース賞】
- こっこがラジオに出た。
- 危なっかしくって面白かった。前に出た時も壊れてたので、もう無いと思ってたけどJ-WAVEには出るらしい。何を言われてもほとんど「いえ〜」で返してた。
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