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1999年も、非常にいい映画がたくさんありました。
特に、春には地味ながらも良い作品がたくさんやっていました。
実はこの年は一度もビデオを借りませんでした。
ので、新作が多いです。
【作品賞】
- 01位. 永遠と一日
- 1位です。そして、今まで見た全ての映画の中でも最高の作品です。二度も映画館に足を運ばせたのもこの作品が初めて。映像や役者、音楽、ストーリー、全部ひっくるめて奇跡的に素晴らしい映画でした。また見たい。
- 02位. ケス
- 少年と鷹とのどかな風景、っていう、イメージに乗りやすい映画です。それだけですごく良いと思ってしまう。ふと気付けば感情表現や演出やユーモアがその為にちゃんと抑制されていたことがわかる。さすが。
- 03位. りんご
- 土地は乾いているけど画面は妙にみずみずしい。題材は重いはずなのに妙にさわやか。最後のシーンでははっとしてしまう。イラン映画は国柄がフィットしてしまったのか、頭に鮮明に残る。
- 04位. 大地と自由
- ケスと同じケン ローチの作品。やっぱりこの監督は本当にうまい。本当の意味でリアルな映画だった。戦争映画はこれを見れば他はいらない。
- 05位. レッサー エヴィル
- この映画もサスペンスとしては傑作だと思います。やっぱりサスペンスは脚本が命。これは文句無しに、いろんな人にお勧めできる。
- 06位. BARに灯ともる頃
- 懐中時計を巡る親子のやり取りがとても微笑ましい映画なんだけど、それにちょっと挿入された“酒場の怪魚”が私にとっては忘れられない。全編ほのぼのした中でのあのミステリアスな空間が。
- 07位. カルラの歌
- これまたケンさんの映画。これも戦争が絡む映画だけどちょっと複雑なのは、バスの運転手とダンサーとその昔の恋人の3人の交差。実はいろんな意味があったんだと思う。最後の歌は沁みたなあ。
- 08位. シャロウ グレイヴ
- トレスポが気に入った人にはもちろんお勧め。かなり良い映画だと思います。ともかく主演の三人の演技が素晴らしい。特に会計士役のクリストファー エクルストンにはぞくぞくした。
- 09位. 猫が行方不明
- 猫を誰に預けるかで揉めたくせにバカンスのシーンは海に一人で浮かんでため息を一つついただけのワンシーン。たまらないね。最後のポーティスヘッドの音楽でやられてしまうし。
- 10位. ライフ イズ ビューティフル
- 良く言えば表裏のない、悪く言えば薄っぺらい。でも、基本的な映画の娯楽性はこの映画にほぼ集約されている、非常にまじめで楽しい映画。
【バカ映画賞】
- ガメラ3
- だって、すごいんだもん。この映画。バカ映画界(?)も強豪揃いだったこの年、最高に最低な映画でした。やりたい放題の至福の映画でした。何を言っているのかわからないですか。
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