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この年はたくさん本を読めたので、このチャートも恐ろしく充実。
ここに挙げた作品は全て超傑作。
【作品賞】
- 01位. 『幽』/松浦寿輝
- 鳥肌が立ちました。読み手をどんどん引き込むストーリーテリングの力と物語の圧倒的な濃密さ。この人の本はアクが強いので万人に薦められるタイプではないですが、はまる人ははまりまくる事請け合い。
- 02位. 『石の来歴』/奥泉光
- これも『幽』に匹敵する凄まじい作品。誰にも想像つかない展開と強烈なラストシーン。インパクトで言えば『幽』よりも上でしょう。本当に凄い作品だ。
- 03位. 『ホワイト・ティース』/ゼイディー スミス
- この3位までの3作は全て1位にしても全然おかしくない大傑作。リズム感溢れる文体で綴る群像劇とはっとするようなラストに全てを帰着させる創作力に感服しました。これもかなりかなり大好きな作品。
- 04位. 『プレーンソング』/保坂和志
- 若者4人の“おしゃべり”が全て、という不思議な作品。こういうものが小説として成り立つということが新鮮だったし、単純に、もの凄い魅力ある作品でもある。これも捨てがたい逸品だ。
- 05位. 『浮世の画家』/カズオ イシグロ
- 時の流れそのものが小説に描かれてしまうもの凄さ。カズオ イシグロの世界観を凝縮したような作品。
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