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2001年に買ったCDは全部で45枚。
傾向としては、比較的シンプルなものを良く聴いていたように思う。
あと、最近は個性的なアーティスト増えてきていてうれしい。
どれもこれも捨てがたい良作ばかりで今年のランク作りはかなり悩んだ。
【アルバム賞】
- 01位. OUR AIM IS TO SATISFY RED SNAPPER/RED SNAPPER
- やっぱり別格。どうやったらこんな音楽が創れるんだろうか。そして、どうしてこの作品に日本盤がないのか! こんなにもすばらしいアルバムなのに。
- 02位. CREATING PATTERNS/4hero
- この人らも別格な人達だ。前作に続いてやはり歴史に残るアルバムと言える傑作を創ってくれました。音楽の贅の極み。
- 03位. POINT/CORNELIUS
- 水のリフを使ったDROP、ステレオの快感を突き詰めたようなPOINT OF VIEW、平和な雰囲気に包まれるBRASIL等、マニアックさとポップさを融合させた曲がたくさん詰まった傑作アルバム。
- 04位. revelling/reckoning/ani difranco
- アーニーのギターはやはり只者じゃない。少ない音でもその場の雰囲気をがらりと変える魅力と魔力がある。そのアーニーの集大成的な大作。
- 05位. JUNK COLLECTOR/TOMMY GUERRERO
- ミニアルバムながら強烈なセンスをびんびんに感じる快作。ギターの音も独特の情感があってよかった。
- 06位. MUKKA MAKKA/MUKKA MAKKA
- このアルバムもほんとよく聴いたなあ。MIMIみたいな妖しい歌声を縦横無尽に操って複雑な音楽世界を構築している。憂鬱だけど美しく、気持ちのいいアルバム。
- 07位. STANDARDS/TORTOISE
- ジョン マッケンタイアの音楽センスと独特の個性を見せつけるようなアルバム。エレクトロ系のアーティストの中でも一際存在感を発するアーティストです。
- 08位. CITY WATCHING/TWO BANKS OF FOUR
- フューチャージャズと2ステップを経験したトリップホップという感じで、新たな試みが随所に散りばめられながらもバランスを乱さないという離れ業的なアルバム。
- 09位. AMNESIAC/RADIOHEAD
- レディオヘッドは去年のKID Aのアウトテイク集というイメージが拭えずこの位置に居てもらった。でもロックバンドとしてはやはり1位。ここ数年は誰もついていけないんじゃないでしょうか。この人達(特にトムヨーク)のおかげでロックという言葉が示していた世界がどんどん広がっている。
- 10位. MOBILE HOME/LONGPIGS
- やはり曲の良さが光った。声もいい感じだし。同時期に買ったファーストアルバムも良い。
- 11位. BLOWBACK/TRICKY
- 明らかにTRICKYの転機といえる作品。今までの暗鬱な雰囲気がよりアグレッシブでメリハリの効いたヒップホップへと変貌を遂げた。
- 12位. HOW I DO/Res
- ニュータイプのクールなR&Bアーティストの中でも傑出した存在だったのがこのリース。R&Bもどんどん進化しているようだ。
- 13位. drukqs/Aphex Twin
- タイプは違うけれど、コーネリアスとこのエイフェックス ツインは同じような感受性を持っていると思う。世界に溢れる様々な音に音楽を感じ取っては洗練された音楽の快感を創出できる天才。
- 14位. ORIGIN OF SYMMETRY/MUSE
- 前作に比べて吹っ切れた感じのガツンとした音です。マシュー ベラミーの声もすごいけど、ギターやドラムの音も一つ一つがシャープでパワフル。他のバンドとは迫力が違う。
- 15位. JE T'AIME JE T'AIME/bangbang
- フランスの、フランスらしいトリップホップ。BELIEVEはやはりいつ聴いても浸れる。
- 16位. red curb/rei harakami
- 日本人らしい小手先の小技で創ったようなテクノポップ。音が軽いのでチープなイメージだけれど、実はかなりのオリジナリティーとセンスを持っている。くるりのリミックスも手がけ、来年以降の活躍も期待される。
- 17位. finelines/my vitriol
- MUSEに比べると迫力不足なロックです。でもセンスが良いのでセカンド以降で更に飛躍するでしょう。特にドラムの音がワンパターンなのでそこを何とかすれば一気に化けるはず。
- 18位. asleep in the back/elbow
- 近年稀に聴くような美しいメロディーのバラードを聞かせたと思えばマニアックなインストロックも聴かせるという幅の広い音創りをするアーティスト。こういう人達も以前にはいなかったタイプです。
- 19位. FREE AS THE MORNING SUN/mr.hermano
- ラテン調のアルバムはあまり聴かないんだけどこのアルバムは4HEROに通じるようなセンスがあって秀逸。特にダウンテンポな曲は最高に心地良い。
- 20位. THE WORLD WON'T LISTEN/THE SMITHS
- あまりに古いのでランクに載せるのもどうかと思うけど、今年はSMITHSの魅力を発見した年だったので記念にランク入り。
【ベストソング賞】
- heartbreak even/ani difranco
- コーネリアスの曲と迷ったけど、シンプルなのに得も言われぬ魅力を持ったこの曲にした。単純にソングライティングのうまさで光るものがあった。本当にいい曲。
【ジャケット賞】
- revelling/reckoning/ani difranco
- 結局2冠ですね。このアルバムは2枚組でジャケット自体はかなりシンプルです。でも点対称に展開するケースデザインとか、2枚のCDのコントラストを際立たせるアートワークの巧みさなど、持っているだけで嬉しくなるような工夫が多くてとてもよかった。
【邦楽アーティスト賞】
- 01位. エゴ ラッピン
- ほんとにすごい世界観を持ってきたなと思います。曲も歌も単純に言ってべらぼうにかっこいいです。他の誰にも似ていないし。
- 02位. テイ トーワ
- 今年はベスト盤が出ました。このアルバムを聴いているとやっぱりテイ トーワはテイ トーワなんだって気がします。様々な人とコラボレーとしながらも全く揺るがないオリジナリティーを持っている。
- 03位. プシン
- 最初に聴いた時にはなんか乱暴な歌い方する人だなあと思っていましたが、いくつかの曲を聴いているともの凄く歌がうまい上に強烈な個性を歌に込める事ができるんだという事に気が付いた。かなり注目してます。
- 04位. cocco
- 音楽界から引退してしまいました。すごくがっかりです。アルバム持ってないけど。関係ないけど雑誌ダヴィンチの「小説を書いてほしいタレント・ミュージシャン」で1位になってました。小説じゃないけど、現在は絵本作家を目指しているようです。
- 05位. ポラリス
- 実はこのバンドについてはあまりよく知らない。曲も1曲しか聴いてない。でもその曲に並々ならぬセンスを感じたのでランクに入れてみました。2002年以降ひょっとするとブレイクするかも。
- 06位. kokia
- 椎名林檎が売れたからかどうかわからないけれど、最近はがんばって声をひっくり返しながら歌ってる女性歌手が増えている。でもその殆どは×。ああいう歌い方は本当に歌がうまい人でないと聴けたもんじゃない。このkokiaはその点安定感があって心地良く聴けていい。
- 07位. tica
- tinaじゃないよ。ノスタルジックなダブ調の歌を歌っていて、その曲がとても雰囲気があってよかった。でも実はあんまり憶えてない。
【音楽ニュース賞】
- ジョージ ハリスン氏死去。
- 私は余りビートルズは聴きません。ビートルズ自体はほんとに凄いと思うけど、後続のアーティストに影響を与え過ぎたおかげで新鮮味が感じられないから。でもこのニュースには音楽界の歴史の一つの幕切れを見る思いでした。
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