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今年見た映画。ビデオも含む(お金無いし)。

もののけ姫
99年1月1日に見た。映像がとてもきれいで滑らかで良かった。ストーリーはナウシカと大差無い気がしたけど単純に楽しめました。
シャイン
天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴッドの半生を描いた作品。主人公を演じるジェフリー・ラッシュがすごい演技を見せてます。彼は最近では「レ・ミゼラブル」で主演してますね。演奏のシーンはほんとに圧倒的な迫力。
マイ スイート シェフィールド
鉄塔にペンキを塗る事になった人たちの話。まあまあかな。オープニングはとてもかっこ良かったのに話の展開は普通でした。人の周りにカメラをぐるぐる回して撮るシーンが多くて恥ずかしくなった。
ケス
何気ないけども印象的な映画。少年の気持ちの映し方とか、ハヤブサの軽やかさとか、サッカーの授業のシーンのユーモアとか。とても好きな映画です。
ブラス
ストーリーは単純だけど、気持ちのいい映画でした。ユアン・マクレガーやピート ポスルスウェイト等、役者がいい味出してます。ビリヤードのシーンはちょっとお粗末。
カルラの歌
映画の雰囲気がすごくいいです。最後の歌のシーンは沁みます。ロバート・カーライルは良かったけど抜群に良いというわけではなかった。
大地と自由
今まで見た戦争映画の中では一番好きな作品。基本的に戦争映画は好きじゃないんだけど、この映画は他の戦争映画とは一線を画していると思う。というのも、他の戦争映画は、戦争の残酷さを訴えるものや、単に英雄を賞賛するもの(反戦映画を装っていても結局は英雄賞賛に終始するというとんでもない作品もある)がほとんどだが、この映画はそのどちらでもない。この映画の中には戦争全体の大きな流れとか雰囲気が封じ込まれていて、その中に一人一人の小さな人間の思いが存在している。そして、時代は止まる事も無く、記憶は次第に薄れていく。そんな人間の歴史の激しさと空しさを痛烈に感じる映画です。
シャロウ グレイヴ
3人の若者の住む部屋に大金と死体が転がり込んだ事から始まる物語。ダニー・ボイルが「トレインスポッティング」の前に取った作品。ストーリーの展開が結構面白い。それよりもユアンはもちろん主演の3人の俳優がみんないいです。それぞれのエゴがだんだん剥き出しになっていく様子はスリリングです。
アルマゲドン
ハリウッドの映画製作マニュアルに沿って作ってみましたって感じ。同じバカ映画でも、ゴジラみたいな遊園地のアトラクション的な楽しさすら無かった。
リング2
怖かったです。でもおどかすことを目的に作られた映画って感じで、小説のような不気味さがでてない。山村貞子はエイリアンとは全く違う存在なのに。
死国
なんかもったい無いな、と思った。日本の土地が持つ独特の神秘性とか、それに対する畏怖とかが描き切れていれば良い映画になるかもしれない。
BARに灯ともる頃
父と息子のぎこちない再会がたいした事件もなく語られる。主演の2人はもう亡くなってしまったけれどものすごくよかった。そして、見た後に気分が爽快になった。こういう映画は見た後からだんだん味がしみてくるのです
レッサー エヴィル
22年前の殺人事件が4人の男達を再会させ、もう一つ、殺人事件が起きるというお話。ユージュアル サスペクツに匹敵する巧妙なサスペンス映画です。文句無しに面白いです。最後まで気が抜けない展開で、ラストもへたったりしません。
月下の恋
公開時にみれなくて、ビデオは原題である「ホーンテッド」というタイトルで出て、更に自分のよく行くレンタル店では置いてなかったと、逃げられてばっかだった映画。不意にテレビの深夜枠で放送されてやっと見る事ができた。内容は古典的な怪談物だけど、「ドラキュラ」を創ったフランシス フォード コッポラらしい幻想的な映像が頭から離れなくなります。クリスティーナを演じているのは「シューティング フィッシュ」のケイト ベッキンセール。
ガメラ3
今年のバカ映画大賞有力候補ですね。ストーリーとか、リアルな演出とか、もう全然気にしないで派手なアクションに突っ走っちゃてる。そんな無茶な開き直りに圧倒されてしまいます。これこそバカ映画の真骨頂と言うべきかも。
永遠と一日
死期の迫る老いた詩人がアルバニア難民の少年と共に旅に立つ。その旅の中で、忘れられない記憶が蘇り、次第に現実と夢の境界が曖昧になってゆく、というお話。とんでもない映画です。監督はギリシャのテオ アンゲロプロス。前作の「ユリシーズの瞳」は私には難しくてよく分からなかったのですが、この作品には完全にはまってしまいました。見終わってしばらく呆然としてしまいました。重いストーリーを自由な構成と穏やかな演出で描き切っています。ともかく映像が静かなのに鮮烈で、異常に美しい。役者も素晴らしく、画面の中に溶け込んでいるようだった。そして更に、音楽もすごくいいのです。これから先、これほどの映画に何本出会う事が出来るのだろう。
りんご
サミラ マフマルバフという18歳の女性監督の作品でイラン映画です。11年間閉じ込められた娘達と、閉じ込めた親が初めて外の世界に触れるという映画です。ドキュメンタリー映画のような構成で、テーマも重いのですが、何かほのぼのするものもあってすごく新鮮な感じです。出演者はほとんどが実際にあったこの事件の当事者らしいのですが、実に豊かな表情を持っていて驚きます。「桜桃の味」もそうでしたが、イラン映画には独特の感覚があって、その感覚にかなりはまってしまいます。これからもイラン映画からは目が離せません。
猫が行方不明
パリの日常ってこんな感じなのかな。それなりに悩みもあるけど基本的にお気楽な人々のどうでもいい話。出てくる人々がみんな個性的で魅力的。この映画にファンが多いのも頷けます。最後の最後でポーティスヘッドが流れてしびれた。
ラン ローラ ラン
ダッシュと赤毛とテクノとアニメ。パターンの違う同じ事件を3回繰返すというのは確かにくどかったけど、冒頭からの疾走感はとても爽快だった。最後の無理矢理なハッピーエンドも微笑ましい。
ライフ イズ ビューティフル
陽気なおっさんがひとめぼれして、結婚して、子供が産まれるものの、家族揃って強制収容所に送られてしまうというストーリー。テーマは悲しいけど、全体的に言えば、チャップリン風のコメディーという感じでくどくなく、さらっとしている。こういう映画がおそらく本当の正統派なんじゃないでしょうか。非常に娯楽性の高い、いい作品だと思いました。イタリア人の気質なのか、セットや時代設定などが変だけどあまり影響はないかな。

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