VOXY購入について
車購入の履歴
自家用車の購入履歴としては4台目になります。過去の3台は購入予算の関係、利用率、維持費の関係を考慮して全て中古車でした。
1台目は日野市の高幡不動のアパートに住んでいた時、S51年頃結婚して長男が生まれて買い物など出かけるには車が必須ということで、日産の大衆車サニーの1000CCだったと思います。

2台目は昭島市つつじが丘に引っ越して、S58年頃忙しくて勤務時間が不規則になるという理由で車通勤をするため、トヨタのカローラ1200CCへ入替したと思います。車通勤時代の思い出は、エンジンをかけたままで、ドアロックしてJAFを呼んで開けてもらったことです。また、クラッチ板が減って加速がうまく行かない経験をしたこともあります。
忙しい仕事が一段落して、車通勤をやめた後はほとんど乗らずたまに乗ろうとしたら、バッテリーが上がっておりエンジンがかからないという経験を何回かして、新品のパッテリーへ何回か交換した記憶もあります。その後なりゆきとして廃車しました。

3台目はH5年頃息子が大学1年の時運転免許を取ったのを機会に車が欲しいというので、トヨタスプリンタ1300CCを購入しました。確かこの時にスプリンタは生産を中止していたと思います。H15年の12月にあまり乗ず維持費がかかる分損だということになり再び廃車しました。3台目は息子かかなり乗って7万KM走行しています。この車での最長ドライブは息子と交代しながら昭島から、大分県中津まで往復したことでしょう往復2000KM程度だったと思います。2回目も車で往復したことがありますが、この時は大阪泉大津から小倉間のカーフェリーを使い明石海峡大橋のイルミネーションが綺麗だった記憶があります。

4台目は一度は新車から乗りたい。過去の3台は全てオーソドックスなセダンばかり、最近は車種も豊富でよりどりみどりということで、退職金を目当てにして少しだけ拘った車種選択からやりたいということで、本年の3月ぐらいから考えておりました。書店の車関係の雑誌コーナーでの本探しからのスタートでした。長距離ドライブに向いて、車中泊でも疲れを感じなくてゆったりできるものに拘ってみることにしました。

最近の車情況の感想
2006年8月27日の読売新聞によるとトヨタ自動車が9月19日発売する高級車レクサスLSの予約が1万台を突破する見通しを発表したしのニュースがありました。770万〜965万という価格帯でこんなことが起きるとは。予約だけで1千億弱とは日本経済の回復がはっきりしたという証拠と考えてよいのか、お金持ちの方だけの話で簡単に判断できませんが、いくらか明るい見通しになってきたと考えてよいのでしょう。

国産車でも1千万円の高級車を販売する時代で、それを購入する層が結構あるという事実は日本経済の器も大きくなったものだと思います。景気回復の実感の1つとして今後も何か新しい現象が起きるかも知れません。

車種選定
私は今まで乗用車の車種について、まじめに調べたことはありませんでした。取りあえず車中泊が出来るものとなると屋根が高くて、室内が広いものになると今流行の「ミニバン」ということになりました。そこで国産&輸入ミニバン41車種パーフェクトガイド八重洲出版「\850+税」を購入して研究することにしました。

ミニバンにも LLクラス,Lクラス,Mクラス−TALLBODY,Mクラス-LOWBODY,Sクラス,Kクラス,1BOXクラスとあります。あまり大きなクラスは燃費が悪くなり、維持費が高くなり、環境にも優しいとは言えない、と言うことからMクラス−TALLBODYからトヨタのヴォクシー、ノア、ホンダのステップワゴン、ニッサンのセレナの4車種の中から選択することにしました。

各社のHPよりカタログを申し込みました。この時ディーラは介さず直接メーカに依頼して、ディーラから電話がきたり、訪問されるのを避けました。各社のHPにそれぞれの車種のコンセプト、仕様、性能、インテリア、エクステリア、オプションがあり見積機能やライバル車種との比較などがありました。詳しく見れば見るほど解らなくなる感じを受けてきました。価格帯としては200万円代で統一されているが、価格の違いが何の違いから発生しているのか専門用語からはよくわかりませんでした。

オプションの選択
オプションとしては安全運転をサポートする機能を優先的に付けることにして、色指定、カーナビ、バックガイドモニタ、コーナセンサー、盗難防止センサー、ETC、3年間のサービスオプションパック、エアマットなどを候補に上げていました。

パワードア、4WDは車体重量が増加して、燃費を悪くする要因と考え不要と判断しました。その他のエクステリアの各種オプションにはあまり興味はありませんでした。但し、これらのオプションを入れて購入時の税金等を加算すると300万を越える金額になります。今後発生する維持費として、駐車場代金、ガソリン代、保険代金、高速道路代金、毎年の自動車税を考えるとあまり高額な購入予算にすることはできません。
購入に関わる手続き
車を購入するため提出する書類は車庫証明に関わる駐車場の地図とその駐車場管理者の承認のある書類の提出が必要です。私は団地の管理事務所へ新たに駐車場の申込をして、空きのスペースから駐車場を選択しました。本年3月に駐車場の選定抽選が終わっていたので、不便なところを覚悟していましたが、比較的条件のよいところが空いておりラッキーでした。

結果として、トヨタネッツのディーラへ歩いて2分程度で行ける場所となり、何かの作業が終わって車の返却が発生する場合は「私の駐車場へ入ておいてと」わがままが言える距離になりました。
車種の決定
私自身はトヨタノアに内心決定しておりましたが、家内と娘はトヨタヴォクシーを押していました。この2車種はエンジンや車体が同じで兄弟のような車ですが、トヨタの販売店はトヨタカローラ店系列とトヨタネッツ店系列に分かれております。飛び込みで近くのそれぞれの販売店へ出向いて、カタログをもらい車の説明を聞きました、当日は販売店の様子見と販売員の対応の感触を探る程度で帰りました。

具体的商談は日を改めてすることにしました。本来は他社からも見積をもらって判断すべきですが、これは本命を決めておいてすることになるので、面倒な気がして、結果的にはそこまでやりませんでした。家内や娘はデザインがボクォクシーの方がいいと言います。車は家族とも長く付き合うことになり大差がないので、ヴォクシーへ決めました。

ノアもヴォクシーも兄弟車種でひれぞれ月産6000台の生産量を誇る売れ筋車種です。購入前には道路を走っているミニバンをみてもメーカや車種がなかなか解らなかったものです。この車はトヨタのタウンエースというバンタイプが基になった車種のようです。また、ステップワゴンやセレナと比較するとモデルとしては古い部類のようですが、生産期間が長い分安全性も向上しているだろうとの予測も立てておりました。

友人へ車のことで相談したら、該当トヨタネッツ店でお得意さんになっている別の友人がいることが解り同行してもらって馴染みの営業を紹介を受けて商談にも付き合ってもらうことにしました。このようなことが出来たことは非常にラッキーなことでした。最終的に出精値引き交渉において非常に有利に話を進められたと満足しています。追加のオプションについても友人から適切なアドバイスをもらいました。
自動車保険
自動車保険に関しては前回車種の廃車時の保険割引ランクを5年間以内に自動車保険を再開した時継続可能という手続きをした書類を保管していたので、スムースに再開することができました。新車であるので、何かあった場合を考慮して、車両保険も追加することにしました。車両保険の費用は対人、対物の保険に比べると保険料が高いです。対人・対物のみでは月額¥2000弱であるものが、トータルで月額\5000弱に収まったのでよしとしました。
納車後のオプション追加
前記のオプション選択の中にETCはあったが、最終購入決定時にはETCは外していました。会社の友人より、ETCが付けていると高速道路走行時にいろいろな特典がありうまく使うと便利だよとアドバイスを受けて追加することにしました。また、座席のシートカバーも欲しいということで6月3日の納車以降でよいということで、急遽追加してもらうことにしました。
現在追加したオプション
 車に限った話ではないですが、何か装置を購入して使っていると新しいオプションが欲しくなるのは人間の性ですね。8月になって、シガレットライター部へ差し込んで使うAC100Vのコンバータ80W用を購入しました。ノートPC、デジカメ、携帯電話、電気剃刀などの充電用に購入したものです。オートバックスで購入しましたが、¥3000程度で購入できて安心しました。

 エアマットをはじめて利用した車中泊をした経験から、窓用のカーテンが必要ですね。道の駅で車中泊にトライしして、顔にタオルを乗せて凌ぎましたが、外灯の光が気になり熟睡という訳にはいきませんでした。エアマットに関してはふわふわしているのではと心配していましたが、ディーラーがオプションとして販売しているものだけあり満足できる寝心地でした。

 2007年2月CPCペイントシーラント加工をして、ボディーの汚れを防止しきれいな状態を長持ちをさせようとしました。購入と同時加工なら、5年保障とのことですが、8ヶ月経過しているので、3年保障になってしまうとのことでした。車中泊の場合の照明遮断や暑い日差し防止の為のディーラーオプションの室内カーテンを追加しました。これで必要なオプションは無くなったと思っています。贅沢したら切が無くなります。

 CPCペイントシーラントの加工が終わった車の受取の時、昨年7月の氷による被害が結構あると言われました。大したことはないと諦めていたものですが車両保険が等級の変更無しで使えると聞いて、保険会社へ確認したら可能と言われ、直ぐに確認のため調査担当が車のチェックへ来て被害を認めてくれた。2W程度修理に期間が必要とのことであったが、依頼の予約をいれました。車両保険を使うと修理の金額に関わらず3等級下がり翌年から保険料アップになるものとばかり思っておりました。例外もあることを始めて知りました。
選定車種の正式名(カタログ値)
VOXY Xグレードの2WD(前輪駆動方式)
乗車定員:8名
型式:DBA-AZR60G-BREEH(自動車クリーン税制の適合車)
車両重量:1500kg
車両総合重量:1940kg
最小回転半径:5.5m
燃料消費率(10・15モード走行(国土交通省審査値):14.2km/l
主要燃費向上対策:筒内直接噴射、自動無段変速機(CVT)、可変バルブタイミング、ロックアップ機構付トルコン、充電制御
全長:4,580mm
全幅:1,695mm
全高:1.850mm

ホイルベース:2,825mm
トレッド前:1,480mm
トレッド後:1,470mm
最低地上高:155mm
室内長:2,680mm
室内幅:1,470mm
室内高:1,340mm
型式:1AZ−FSE(D−4)
種類:水冷直列4気筒DOHC
使用燃料:無縁レギュラーガソリン
総排気量:1.998l
内径×工程:86.0mm×86.0mm
圧縮比:10.5
最高出力<ネット>:114kW(155PS)/6,000r.p.m.
最大トルク<ネット>:192N・m(19.6kg・m)/4,000r.p.m.
燃料供給装置:筒内直接燃料噴射装置(D-4)
燃料タンク容量:60l

ステアリング:ラック&オピニオン式
サスペンション前:ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付き)
サスペンション後:トーションビーム式コイルスプリング(スタビライザー付き)
ブレーキ前:ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後:リーディング・トレーリング
トランスミッション:SuperCVT−i(自動無段変速機)
変速比前進:2.396〜0.428
変速比後退:1.668
減速比:5.47

外装色:ホワイトパールマイカ<042>
内装飾:グレー
シート表皮:トリコット
タイヤ&ホイール:195/65R15スチールラジアルタイヤ+15×6JJスチールホイール
EDB(電子制動力分配制御)付きABS&ブレーキアシスト
デュアルスライドドア
ウインドシールドガラス(グリーン合わせ・UVカットガラス)
フロントドアガラス(UVカットクリーンガラス)
リヤイド/リヤクォーター/バックドアガラス(UVカット機能付きプライバシー)

TOYOTA VOXYX の外観写真8月19日 富士五湖の西湖オートキャンプ場入り口にて
図解雑学 自動車のしくみ 
監修:水木新平 発行:(株)ナツメ社 価格:\1200+税
 最近の自動車について解りやすい本はないだろうか探しておりましたがたまたま書店でよい本が見つかりました。自動車に関する雑誌もたくさん発行されていますが、マニア向けのものが多くて素人には解り難い専門用語も多いと思います。
 そんな時、本書は自動車一般について、比較的わかりやすく、最近使われているエンジン技術、ボディーから性能諸元までを網羅した貴重な存在と思いました。自動車関係の方々には失礼になりますが、自動車は完成された装置であまり発展の余地はないのではと個人的に勝ってに思っておりましたが大きな誤りでした。
 ガソリンエンジンで動く車がドイツのベンツとダイムラーによって1880年代に開発されてから、100年以上の長い歴史になりますが、素直に考えてみれば、車の各種の機能において、たくさんの技術進歩が起きています。
 思いつくままに変化を上げてみると下記が上げられると思います。
@マニュアル車からオートマチック車へ切替により女性ドライバーの増加
A排ガス規制による排ガスのクリーン化対応
Bエンジン等の電子制御の発達(これはA項にも関連しているが)
C乗り心地や燃費の向上
D安全運転向上の為のセンサー技術やモニター技術の向上
EFR車の全盛による室内空間の増加と多様化
F燃費向上と地球に優しいハイブリッド車の実用化
G安心運転や渋滞防止のカーナビ、ETCの実用化
 その他いろいろあると思いますが、今世間を騒がしている飲酒運転や追突事故を防止する画期的な技術の向上が望まれます。アルコール検査を通過しないとエンジンがかからない仕掛や追突防止のため、車間距離やコーナーのRを計測して、スピードを制限する仕掛、信号機の色を検出して、赤だったら停止する仕掛などまだまだ車には改善の余地がたくさん残されております。
 スピードや加速性能に関しては充分完成されたと思いますので、安全性を最大限に重視して事故を起こさない車を目指して欲しいです。安全性向上の為にはセンターと電子制御が必須です。これを利用してもコストを現状よりあまり上げないことが大切だと思います。
 コストをあまり考えなければ、既存の技術ではかなりのことが実施できると思います。最近かなり高度なロボットが開発されています。ロボットの技術をうまく車に利用すると大量生産効果も生まれて、コストも加味した安全性能の優れた車に仕上げることが可能になると考えます。
図解雑学 自動車の不思議
著者:自動車技術研究会 発行:(株)ナツメ社 価格:\1500+税
 もう少し自動車のことについて勉強できる本は無いかと思って探していた時、この本が前記のの自動車の仕組みを補完した内容になっている気がしました。素直な気持ちで乗用車という車種に絞って考えた時、高級車と言われる価格の高い車と大衆車とい呼ばれる中価格車や低価格車の異なっている部分は何だろうという疑問です。

 自動車の進歩に関して前記では8項目を上げていますが、高級車ほど高度な技術がたくさん使われているかというと必ずしもそうとは限りません。排気量が大きくて、燃費はよくないが、加速力や馬力は大きい、乗り心地向上のためサスペンションに工夫がこらされている、外装と内装に高級感があふれているというのがなんとなくのイメージで、ステータスシンボルとしての意味しかないと思います。

 乗り心地(油圧やエアサスペンション)や車の安定性向上(変速機)や盗難防止の技術が高級車にはたくさん取り入れられて、内装部品にも高級品な部品を使っているような気がします。高級車には率先して新しい技術を投入して欲しいと考えます。

 今車に一番求められている技術は下記と思います。
1.有害排気ガスのクリーン化
2排出CO2の削減
3.燃費の向上
4.交通事故防止の安全対策

 有害ガスのクリーン化対応として、ガソリンへエタノールを混合したものが注目されていますが、政策的な優遇政策などがないと進まない気がします。
 昨年は飲酒運転が大きな問題となって罰則が強化されましたが、私が考えていることはアルコール検出器と連動して、エンジン起動をガードするのも1つの方法かも知れませんが、危険な運転をしたり、前方の危険物や人を判断してどんどんフレーキをかけてスピードが上がらない制御ができないかと思っています。レーダーや超音波やテレビカメラを使って前方のものを判断するのはまだまだ技術革新が必要なのでしょうか。

 悪質なひき逃げ運転を防止するため、人身事故を起こした車は一定距離しか動けなくするなり、非常にゆっくりしか走れなくしてしまう対策も可能ではないかと思います。

 乗用車から話がそれますが、軽油を使うトラックからの黒い排気ガスが最近気になります。東京都が他の自治体に先駆けてトラック排ガス規制をやろうとしていますが、国としても規制を強めて、規制先取り車には乗用車と同じような優遇政策を実施しないと進展しないのではないかと心配です。
 今やトラック輸送は物流の要になっているので、業界の反対があるかも知れませんが、排ガスクリーン化問題は避けて通れないものと考えます。
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