皮膚の老化現象(2012年10月)

老化現象は人間の場合、30歳を過ぎたあたりから始まると言われている。老化現象は身体を構成している全ての部分で始まる訳であるが、初めて自分で認識する部分はなんと言っても髪の毛である。白い毛を発見した時、ああ、老化が始まっているのだなと感じるが、まだ髪のボリュームがあるのでそんなに悲観するまでにはならないと思う。


自分の状態をすなおに振り返ってみると、40歳代で感じるは運動能力の低下であるが、特に短距離走を一生懸命走ると走った後の呼吸の戻り方が遅くなること。動悸が5分や10分しても収まらないことを経験した時だった。50歳代になると頭の方は白髪どころではなく、髪の毛のボリュームもなくなり、額または頭のてっぺんが薄くなり確実にそれなりの年になったと自覚する。顔にも脂漏性角化症という黒い斑点が増えて来る。でも持久力はまだあるので体力が衰えたという自覚はあまりなかった。


しかし、60歳を超えたあたりから、階段の上り下りでひざに痛みを感じることがある。急性腰痛症(ぎっくり腰)を経験する、健康診断で、血圧が高いといつも言われるようなって血圧降下薬を飲み始める。長距離運転をするとかなり腰痛がひどくなる。軽く走ったり、早足で通勤しただけなのに動悸がなかなかおさまらないと自覚するようになり、循環器科でMRIの結果、冠動脈の狭窄が発見され、ステント挿入の治療をした。嘱託定年前2ヶ月に坐骨神経痛が発生して、脊柱管狭窄症特有の間歇破行の症状で苦しみバス通勤をせざるを得なくなった。


定年直後に腰椎の手術を実施した結果、脊柱管狭窄症ではなくて、椎間板ヘルニアであったことが判明した。腰椎における神経根に起因する痛みは狭窄症とヘルニアとすべり症などが考えられMRIの検査でもなかなか詳細判断が難しいとのこと。最近では腰椎の手術は難しい手術ではなく1W程度の入院で済むようです。


この手術の入院中に全く予期してなかった医療用のテープに負けて湿疹ができたことである。点滴の針跡に止血用にテープを貼るがこのテープに負けて湿疹ができたのが完治るまで4Wぐらいかかったことである。たかだか止血用のテープを2日間貼りぱなしのせいで湿疹になってしまった。本来止血のテープは6時間程度で剥がすのが普通だと思うが、まさかテープで、湿疹ができる経験をしてなかったので非常に驚いた。それも3箇所に同時に起きてしまったのだ。

この皮膚の免疫力低下には事後談だが、実は現在でも苦しんでいる。ヘルニアの手術退院後、1ヶ月が経過した頃、前記の脂漏性角化症の黒い斑点が増加していたので、皮膚科へ行って、取って処置してもらうことにした。以前は液体窒素で急速冷凍して、黒くなった部分をとる治療を経験していた。今回はかなり大きいものがあるので電気メスで焼いて取るのがよいのではと勧められたので、そちらを選択した。


しかし、その後の処置で失敗を繰り返してしまった。傷口にはテープを貼って肉の盛り上がりを待つものであったが、この傷の治療で細菌による感染症を治療する抗生物質の塗り薬「エルタシン軟膏」を付けて、3Mのマイクロポアというテープで保護する方式であった。傷の部分がなかなか直らず、変だと思っていたが傷口が広がっているのに気が付いて、テープに負けているこが判明した。止血用のテープに負けて湿疹ができたことを忘れてしまっていたのだ。慌ててテープを貼るのは止めたが、湿疹がなおらず、遂に皮膚科へ行くことにした。もっと早くに行く皮膚科へいくべきなのに、そのうち直るだろうとしろうと判断したのがまずかった。


蚊やダニ?にさされた後の直りもムヒ や ウナコーワ を付けてもなかなか直らずどちらかと言うと赤み部分が広がり、風呂上りに体が温かくなると一段とかゆみがひどくなり、夜も寝るのが辛いことになり遂に皮膚科に行くことにした。年を取ると皮膚の免疫力が落ちると分かっていたのに、皮膚科に行かなかったことを悔やんだ。そこの皮膚科は女医の先生で、人気があるらしくいつも込んでおり、待つのが嫌で避けるようになった経緯があるのだ。


リンデロン−VG軟膏1.1210gと亜鉛華(10%)単軟膏「ホエイ」10g、及び、かゆみ止めの飲み薬エンペラシン配合錠とセルテプノンカプセル50mgを処方してもらって回復へ向っている。1W後には再診に来るように言われた。皮膚科の診断結果も湿疹であったが、湿疹は素人判断してあまく見てはいけないとつくづく思ったものです。


老化による皮膚の免疫力低下による湿疹に関しては、あわない市販の薬ではなかなか治らないので、早めに皮膚科へ行くことをお勧めします。湿疹は皮膚の防御反応が敏感になり過ぎて発生するので、市販品を試しても効果が薄いと判断したら、早めに皮膚科に行くほうがよいと考える。皮膚病に関しては、過去にもいろいろ経験していたにも関わらず、またしても失敗したと言う思いが強い。人間は過ちを繰り返すという鉄則を愚かにも封じ込めようとして繰り返した失敗談でした。


私が経験しているもう1つの皮膚の老化現象として、冬になると酷くなる老人性乾皮症(乾燥肌)である。周りの湿度が低下すると保湿能力が低下しているので皮膚がカサカサになってかゆみに悩まされる。花王のキュレル潤浸保湿ローション<乳液タイプ>を風呂上りに足に塗って冬を耐えている状態である。個人的には値段が少し高いが、これが効果あると思って使用いる。石鹸も普通に使っているものでは皮脂が落ちすぎるので、石鹸の選択も重要である。これが効果ないと判断した時はすぐ皮膚科へ行こうと思っている。乾燥肌は衣服と肌がこすれるだけでもかゆみが出るので甘くみてはいけないと考える。


老化にともなう皮膚の病気と症状

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参照。

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