2006年度自治活動報告
輪番制の住宅管理組合活動と自治活動役員が回ってきました。これを機会に1年間の活動をレポートして行きます。
輪番制の号棟役員が回ってきました。当ハイツの当号棟は11階建、水平方向10室ですが、1Fのみピロティ、郵便受けなどで、2室分のスペースがとられて8室となっており、トータルの室数は108室となります。当番制のスタートは11Fの各室から下の階へ進み1Fのたは2Fの下の階まで来たらまた11Fに戻る輪番制です。基本的には11年に1回周ってくるようになっています。
エレベータが2機設置されて、4,7,10Fが停止階となっております。毎年10人が役員となりますが、役割として評議委員2名、自治委員2名、防災委員2名、選挙管理委員1名、役職名のない号棟委員3名の10人構成となっています。2名の役員は正と副に分かれています。
本日は旧役員と新役員候補両方が集って新役職の選定の日です。希望する役員名を申し出る方がいれば、その順番に決まって行くが申し出る方がいない場合は残りを網田くじで決めているようでした。このような場合私にはこのようなハンディーがあるから、あまり負担にならないものにして欲しいという方が必ずいます。私は網田くじにするのもどうかと思ったので、評議委員正を選んで号棟会長も兼ねることになりました。
号棟会は号棟会長が議長役ですが、各号棟から選出された管理組合の役員理事や監事も出席しているようです。号棟会会議での議題は理事会報告、三役員会報告、自号棟固有の各種問題を話合い必要に応じて三委員会または理事会へ課題提起をしているようです。三委員会とは評議会、自治委員会、防災委員会であり、号棟会の上部委員会の位置付けになっており、号棟会の開催日の後の時間帯で月例会が開催されています。
本日のメインテーマは新旧役員の引継ぎです。評議、自治、防災の委員には委員固有の仕事、書類、用具が配布されておりそれらの意味と内容物を次期役員へ引渡します。評議、自治、防災の委員正副は上位の委員会にも出席の義務があります。
自治委員:休日の翌日が収集日の場合、ゴミ倉庫(可燃ゴミ・廃プラ)、資源倉庫(ダンボール・ペットボトルなど)を前日の定めら
れた時間でのカギ開けと上位の自治委員会への出席。(カギ締めとゴミ倉庫の清掃は委託先のクリーメイトの作業になる。)
防災委員:消火設備の点検、非常ベルが鳴った場合の調査と停止、防災訓練での誘導などと上位の防災委員会への出席
評議委員:号棟役員が参加する号棟会会議の開催、クリーンデーなど(自転車の分別調査)号棟単位の活動の主担当、上位の評議会
への出席など
当ハイツの組織構成は下記のようになっています。
住宅管理組合組織と自治会組織の2つに別れますが、歴史的経緯から、当初住宅管理組合が自治会機能を持っていましたが、途中から自治会組織が作られたということで、管理組合の理事経験者が自治会役員になるという流れが出来ており自治会活動も活発になっています。
管理組合は住宅資産の維持管理がメインで自治活動は自治活動メインということでうまく住み分けができていると思います。評議と防災委員はどちらかと言うと管理組合寄りの下部組織、自治委員は自治会組織の下部組織と言えます。当ハイツの自治会費は管理組合費から捻出されているので、自治会費の集金問題が発生しない。また、居住者は無条件に自治会組織に組み込まれるという特徴があります。
新しい役員での始めての号棟集会です。当ハイツは昭和57年に入居が開始され、今年で24年の歴史があり組織が完成しております。11階建ての約100世帯のビルが14棟より構成される約1400世帯からなる大規模住宅管理組合です。小学校と中学校が併設されており、1世帯3人としても4200人にもなり市内でも有数の自治会組織になっています。また都市整備機構の分譲住宅で年収が一定幅に収まっているという世帯構成であり中流意識がずっと維持されていると思っています。
24年の歴史があるとは言え同じ棟内でも名前と顔が一致しているとはいい難いのがマンション構造の宿命です。改めて自己紹介をする時間を取って議題を進めました。号棟会長に届いた資料を各役員へ配布、号棟会役員名簿、号棟会の年間12回の開催日程表、三委員会開催のお知らせを配布しました。自己紹介で判明したことは定年になっている方が思った以上にいたということで私の先輩が多いと感じた次第です。
4月16日開催の恒例のクリーンデーがメインの議題ですが、環境担当理事が事前に作業内容やスケジュールを資料として配布してくれているので助かります。クリーンデー兼号棟集会は4月と11月の2回/年の行事として運用されて伝統として定着しています。参加頂いた理事からは管理組合定例会議の内容が報告されます。現在は5月28日予定の管理組合通常総会に向けた議案作りで大変な状況とのことです。管理組合の新理事は総会で決定されるので、総会開催が現理事の最後仕事となります。
本日の号棟会終了後は新年度三委員会も開催されそれぞれの委員会で議長や書記を担当する副議長が選任されて今年度の活動が開始される予定です。私は評議委員ですから、理事会の下部組織の位置付けの評議会(委員24名、理事+監事の16名合計40名)は大会議となりました。議長と3副議長の選出はあっさりと網田くじで決定しました。当たれば仕方が無いと皆さん覚悟ししているが、自ら議長をやりたいという方はおりませんでした。普通はこんなものでしょう。PTAの役員などはなかなか決まらいという話も時々聞きます。評議会が予定の1時間で終るのは非常によいことだったと思いました。
号棟委員は本日の行事のため9:30に管理組合事務所前に集合して、担当理事の説明を受けて作業用具と書類を受け取ってそれぞれの号棟へ戻ります。一般住居者の集合は10:00であり、広報の一部を切り取って事前に申し込む仕組みであって、参加予定者の人数は事前に把握できる仕組みになっています。約半数の世帯から参加申込があったが、当日の出欠結果では45世帯42%でした。小雨が降っていたので、申込者より少し少なくなったようです。参加者にはジュース、発泡酒、えびせんなどののつまみを配布することも伝統になっています。
クリーンデーの作業としてはゴミ拾いがメインの作業で以前は雑草取りもやっていましたが、こちらはクリーンメイトへ委託しているので、中止になっています。役員は自転車をチェックして、壊れたものや年度単位に貼り付けるシール(¥100)のチェックをして、使えないと思われるものには処分予定日を記載したラベルを取り付ける仕組みが出来ています。どこのマンションでも同じと思いますが、自転車の管理は結構大変です。
クリーン化の作業終了後には、飲み物などの配布をしていよいよ参加者による号棟集会となります。新役員の紹介に続いて、号棟内部や周辺で発生している問題などに関して意見や質問を受けて話合いをすることななります。事前に議題を用意している訳ではないので、何が出るか判りません。 各種設備の不具合発生の話が多いですが、「昨年要望していたのに、まだ何もされていない」とお叱りを受ける場合もあります。
改めて管理事務所へ報告して、修理などを依頼事項が多い。基本的な考え方としては問題点を発見した人が管理事務所へ連絡して修理してもらうのが原則です。管理事務所では簡易な設備の修理はすぐにやる仕組みになっています。高額な費用のものは総会決議になりますが、ランプの交換や小額の修繕などは雑費や予備費で対応できる仕組みが出来ております。
最近話題とにっている耐震診断を実施した欲しいとの意見が出され理事会へ上げることになりました。不審者出没や盗難事件に抑止効果のある監視モニタの設置要望に関しては昨年に設置が完了していると言った状態になっています。当ハイツではそういった防犯・防災・バリアフリーに関わる事項に関しては積極的な対応がされていると自負しています。
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