囲碁のページ
囲碁について思うこと
私自身は残念ながら、ペア碁は観戦するだけで実戦でやったことは一度もありません。普通の互い戦の囲碁は趣味としてやっているが、期間が長い割には上達しせず、壁に当たっている状態です。囲碁の書籍と囲碁ソフトにはそれなりに投資しているつもりですが。

 囲碁は人生にたとえられるところが、他のゲームと比べておもしろいと思います。そして、囲碁専用の格言がたくさんあり、人生訓の格言と同じものもあるが、全く違うものがあるところが、面白いですね。
 物事に全力集中する必要性を説いた「二頭を追えば一頭も得ず」の格言がありますが、囲碁の世界では、攻める立場として、「二頭を追えば、一頭を得る」必ずこのようになるわけではありませんが、代償(一頭)を得るのが極意と思います。頭とは弱い石の一団のことを言っています。二頭とは2組の弱い一団の石を指しています。
 守る立場から言えば、同時に2つの一団を逃げることが、難しいことにより何らかの余得(代償)を攻める側へ与える結果となります。
従って一頭のみ追っても1つ一団の石だと逃げるのは簡単なことから、このような格言めいたことが、言われるものと思います

ペア碁の歴史  日本で生まれた新しいペアゲームです。
 テニスのミックスダブルスを思い浮かべてもらえばよいとのことです。92年第36回ヨーロッパ碁コングレスのエキシビジションががあり、スリルたっぷりでおもしろいとのことで、翌年から、正式種目になったようです。94年にはペア碁リコーカップとして、プロペアによるイベントとして、開催されました。日本を代表するタイトル保持者の男女ペアのよる豪華絢爛な顔ぶれ、組み合わせでスタートしたとのことです。
 私がペア碁を知ったのは、3年くらい前に日本棋院のHPを覗いたいたら、この大会を知り、そのまま観戦申し込みをしたら、入場券が当たったのです。以来3年間連続で観戦できています。
ペア碁のルール ペア碁のルールで普通の碁と異なる点は男女交互に打つこと、順番を間違えると、3目のハンディーを相手組に与えることによってゲームが続行できることのようです。
 勿論のことですが、パトナー同士の相談は禁止です。その他のルールは普通の碁と同じです。

2003年リコーカップ  リコーカップ特別のルールとしてはプロ同士のペアは抽選で決定している。前年優勝ペアは2年連続ペアが可能である。
オール互戦で、先番6.5目コミ出し。
初手から1手30秒とペアで1分づつ10回の考慮時間制
一回戦の対極は抽選、
 二回戦は勝ったペア同士、負けたペア同士で2勝ペアとが1勝1敗ペア同士が9路盤による対戦をして勝った組が次のトーナメントへ進むというちょっとややこしい勝ち抜き戦になっています。プロのタイトル戦でも敗者復活戦があるもの等ありますが、負けた方にもできるだけ公平にチャンスを与えようという紳士的なルールになっている。
2003/1/26恵比寿ザガーデンホール3Fにおいて吉田美香・小林光一組対祷陽子・趙治勲組の決勝戦が実施されました。私も昨年に続き今年も運良く観戦することが出来ました。祷陽子・趙治勲組が中押しで2年連続優勝となりました。
 プロの場合は2年目は一段とチームワークが向上する結果、連続優勝する場合が多いという結果がでています。パートナーと同じ作戦や手順が早く無言のうちにできた方が勝ちになる可能性が高くなります。もはや個人戦ではなく団体戦に変化しているのだということが良くわかります

左側ペア:吉田美香・小林光一組右側ペア:祷陽子・趙治勲
決勝戦のペアです。

祷陽子・趙治勲組み先番で始まりました。

終了後の感想戦の風景です。ちょっと写真としは暗すぎて
失敗です。デジカメでのストロボ撮影は難しいです。
団体戦の魅力  スポーツの世界には個人戦と団体戦の競技がありますが、団体戦になるとどうしてもチームワークが必要となります。個人毎に技量が優れていても、チームワークがよくなければ試合にはなかなか勝てません。サッカーやアメフトを見れば良くわかります。
リコー杯プロ棋士ペア囲碁選手権2003はこちらへ
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