団塊の世代とは
堺屋太一さんの命名
 堺屋太一さんが、戦後のベビーブームに誕生した世代をうまいなまえで、団塊の世代と名づけてくれましたが、私もその一員です。世代内での競争の激しい世代で、生きていくには大変であったと実感しています。
 高度成長で、もう少し前の年代の方々は時流に乗ったが、団塊の世代にはもはや各部門にはポストが残っていない状況ではないかと個人的に思っています。どちらかというと現在の不況下では厄介者もの世代に成りつつあるのかな
今後の団塊の世代の運命
 10数年前のバブル崩壊から、急に世の中が、変わったと思います。バブルの時、いい思いをした一握りの方がいるでしょう。多くのひとは、迷惑をこうむったのが、実感ではないでしょうか。その点、現在の60才台以上の方は年金を初め、医療保険等恵まれていると思います。
 こんなことを書くとお叱りのメールをもらう可能性が高いですが。同じシニアとはいえ、団塊の世代の定年退職後の世界は何が待っているのでしょうか。景気回復は中々進みません。リストラの嵐が吹き荒れている此の頃です。
団塊の世代頑張れ
 世の中不景気とは言え幸いにも、戦後の食う物、着る物、寝る所もないとの時代とは多いに違います。3つとも揃っているのではないでしょうか。
問題は働きたいのに仕事がないというところだけ。自分の能力に見合ったやりがいを感じるような仕事ないですかね。給料はそんなに高くする必要は無いと思います。
 ではどのくらいがよいのか即答は難しいですが、子供も一応社会人になってる世代ですから、高給を希望する必要はあまりないと個人的に思っています。好きなことをやらしてもらっているから、半分ボランティアと思う気持ちも必要だと思います。
働きたい人にはそれなりの仕事がある。体の不調な方は無理しないでもなんとかなるなるような桃源郷はないのかなと思うこの頃です。
 まあ、何とかなる。そんなに沈み込む必要はないのではと思う此の頃です。
 昨日、「団塊の世代現在嵐の群像」 著者森哲志 発行河出書房新社古本市ですが、買いました。その内読書感想として記載を宣言します、10/13追記。
「団塊の世代」も宝の山追記
 11/11の日経ビジネスの記事によると53−55歳の団塊世代が読者アンケートでリッチ世代であることがアンケートで浮き彫りになった。との注目記事が出たとのことですが、細かい内容は読んでいませんが、早速に朝日新聞02/11/16に「私の注目記事」としてソニー広報センター西部 季子さんが団塊の世代が定年を迎える5年後をにらんで商品・サービスの開発戦略が企業の生き残りを左右するとぶち上げてくれています。
 この世代の真っ只中にいる一員としては全くの半信半疑です。日経ビジネスを読んでいる人は上流の人でしょう。私は残念ながら、読んだことありません。まあ暗いニュースが多いおりの一服の清涼剤としての私が掲げている団塊の世代に対する1つの切り口として、今後注目していく事項として心に留め置きたいと思っています。
団塊か゛引退する日(日経ビジネス)
 2002.11.11版日経ビジネスへこの記事が大きく取り上げられました。団塊の世代を標榜してHPを開局している私としては本記事に対する感想や意見を記載するべきと考えました。近所の本屋さんで探したが見つからず、11/18田町の書店で手に入れることに成功しました。
アンケート対象層の問題
 本記事は日経ビジネスの定期購買者より53−55歳の100人を無作為抽出し、419人から回答を得たもの。 
 回答者の役職クラスは経営者・役員40.1%、部長クラス32.9%課長クラス13.4%、その他13.6%であり、平均サラリーマンより上位クラスの方のアンケート結果であるので、記事の内容に関しては、一般論とは言えず、結果として、「史上最もリッチな定年退職者」なる見出しが付いてもなんら不思議はありません。

年金逃げ切り世代の問題
 リッチ層とは直接関係しない年金問題に関して、現在、60歳以上の世代は年金財政悪化の影響を受けない「逃げ切り世代」とも言われる。しかし、各種統計統計数値を見る限り、団塊の世代こそが「本当の逃げ切り世代」と言えなくもない。今年54歳の私は10年後の64歳にならないと満額年金はもらえない、今後年金制度の見直しは続けられるだろうと考える時、各種統計数値とは何のことか良く分かりませんが、間違いなく逃げ切り世代では無いと思います。10年の内に年金「金額の削減」見直し、年金満額年の更なる引き上げがありえるのではないかと思っています。
定年後やりたいこと
働きたいが上位だが、これは年金が満額でないこと と 社会とつながっていたいからの為と思う、家計と健康の為が次にきているが、(同感)。個人的働きたいと思う気持ちは64歳までで、その先まで、働きたいとはあまり思っていません。若者の仕事を奪ってはいけないし、フルタイムの仕事では自由時間を制限されることも好ましくないですね。
現在の高齢者と異なる消費者行動について
IT機器を情報収集に使う、夫婦での買い物恥ずかしくない(個人的には恥ずかしいとは思わないが一緒に買い物はあまりしていない)好きなものに思い切って投資する(同感)子供に財産を残すという気持ちは殆んど有りませんね。今まで子供にわがままさせ過ぎたとの気持ちが片隅に残っている為。
年収一定化の問題
 その時、リッチ層とそうでない層の取り扱いは当然区別されるべきと考えます。現在の年金制度の問題点として、定年後に仕事をする場合年金をもらいながら、仕事の代償としての給料ももらう訳ですが、総収入の考え方として、頑張っても総収入があまり変わらないという
変な制度になっています。頑張って、頑張って給料が増加するとその分の年金が減額されるという制度があります。夫婦2人ではそんなに多くの収入は要らないという考えは有りますが、労働意欲という面から見ると問題が有ります。

ボランティアの問題
 旧共産圏で有ったような、一生懸命やった人もやらなかった人も大差ない年収になるとしたら、悪平等となり、社会活動は停滞方向へ進んでしますのではないかと危惧するものです。私個人の正直な気持ちとして、定年後の仕事はボランティアだと割り切って考えるべきものなのかそうではないと考えるのか結論が出せない状況です。
ボランティアとはそもそもなんなのでしょうか。私の貧弱な感覚では米国で始まったボランティアはお金持ちの余裕がある人が、貧しい人や困っている人を援助する活動と解釈していますが、あくまでも個人の自由意志で自発的に行うもので、強制力はありません。
度(法律)の整備不足
 貧しい人や困っている人を援助する活動は本来、国が制度(法律)として、生活保護や、税金の緩和、、障害者向けの法律等である程度制度として確立されているもので、その不足分がボランティア活動で補われているのだと思います。極端な言い方になるかも知れませんが、ボランティア活動の余地があることは国の制度がまだ未整備な面を残している結果を示していると思います。
アンケート項目:お金・時間を費やしたいもの・費やさないもの
費やすもの:旅行(国内+海外)、生涯学習・自己研鑽、音楽や写真などの趣味、スポーツ、本や雑誌の順位に関しては同感でした。パソコンやIT関連は中位ぐらいでした。
費やさないもの:ファッション、宝飾品、自動車、家電製品、投資、外食、

堺屋太一氏の伝言
お金持ちの方はわがままして、持っている資産をどんどん活用して、消費ブームを起こして、日本の活性化へ一役買って欲しいとのご意見ですが、日本列島全体が沈滞ムードにある時、団塊の世代が元気を出して、新しい時代の流れを起こす起爆剤になって欲しいとのコメントですが、最もなことです。竹中大臣、小泉総理日本を再生させましょう。協力を惜しみませんよ!
日経ビジネス2002.11.11P30より
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