歴史行列!
←平安女官? |
2003.114
ここ数日「頭痛が〜」なんて言っている間に、いつのまにかもう11月。そのわりに暖かい日が続いていますね。秋祭りのシーズン真っ盛り。頭痛も治った連休の2日間。それぞれ対象的なお祭りに行ってまいりました。
2日は東京都国分寺市の「国分寺祭り」。こちらは「お祭りに行った」というより「参加した」んです。以前日記に「国分寺市民の友人と3人で楽しいことを画策中」と書いたことがあるのですが、実は国分寺祭りの中の「歴史行列」に参加させていただいちゃったんです〜。行列には「天平」「平安」「鎌倉」とあって、残念ながら私は「天平」には入れず「平安」だったんですけどぉー。でもとっても楽しかったですー。 |
東京モーターショー
とにかく、人が多い! |
それで、翌日疲れているのに、オオアマさまが幕張メッセの「東京モーターショー」に行きたい、というので、「勝手に行ったら」と言えばいいのに、なぜか「じゃ、私も行く〜」。二人分の交通費やら入場料やら食費がかかるんじゃないのっ!
前日の1000年以上の昔から近未来の世界へ。あまりに違う世界にクラクラしちゃう〜。オオアマさまは自分が高級車に乗りたいという気はないらしいのだけれど、基本的に乗り物好きだから、ああいうところは大好きみたいです。けれど呉女は車のことはさっぱりわからない。どれも同じに見えてしまうのです。だからカーナビに興味をもって見てきたんですけど、走っている周囲にある観光地の事細かな情報まで出てくるようなものがありました。「デート前にガイドブックで調べてくる必要がありません」って。でも事前にどういうプランを立てるかってすごく大切なことだと思う。私なぞ、その事前調べが好きなのに。そういうことすらする必要がなくなるって、なんだか面白くない人間が増えそー、なんて思ってしまうのは、古い人間なんでしょうかね。 |
バリアフリー
車椅子を載せやすい車 |
車がわからないなりに、私が会場をフラフラ歩いた印象はデザインでは「ジャパネスク」、機能では「バリアフリー」かな。車椅子でもカンタンに乗れる車がずいぶん出ていましたね。
フラを一緒に習っている方の大学生の息子さんが先天的な病気で車椅子なんですけど、坂本竜馬が大好きな彼をご両親は何度も高知に連れていったりして、活動的にのびのびと育てられたんです。彼の書いた文章など読むと、身体に不自由なところがあるぶん、感性はかえって研ぎ澄まされているんじゃないかと思うんですね。福祉の世界にいる弟に彼の話をしたら「障害があるとついつい親が外に出さなかったりして世界がせまくなってしまう。たいへんなことだけれど、両親がどれだけ子供を普通に外に出して活動させてあげられるかはすごく大切なんだ」と言います。そういう意味でもこういうハード面ってすごく大事なんですね。実際、会場には車椅子の方を多く見かけましたし。
それにひきかえ、車のそばにいるセクシーなお姉さんたちだけを撮りにきている、としか思えないおにいさんたちもいっぱいいましたねー。面白いなーと思って観察しちゃいました〜。
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友人の呉女評 |
2003.11.7
「お・ま・つ・り。」に番外編として「呉女、国分寺祭りで平安女官に挑戦!」をのせました。「お・ま・つ・り。」のコーナーは私としてはかなりマジメな路線で書いていたので、ここにこういうのをのせるのも何か……と思ったのですけど、やっばり「お祭り」だから仕方ないと思いまして……。あくまで自分のことばっかり書きましたからお祭りのレポートというよりは体験談です。だから「番外」。
このとき、歴史行列が終わって、友人とオオアマさまとお弁当を食べていたると、友人がオオアマさまに向かって「このナマケモノなんだか活動的なんだかわからないオクさん、どうです?」……(答え、ナマケモノです)。あとでオオアマさまは「言いえて妙だなぁ……」と感心してました。 |
正倉院展、大好き!
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……でもって、その突然活動的にもなるナマケモノは、実は昨日ひとっ走り、正倉院展に行って来てしまいました。一月に3回も奈良へ行くのは異常です。わかっています。たまたま今年は重なっちゃったのよ〜。呉女は今年は行けなくてしょうがないとあきらめていたのだけど、オオアマさまが「いや、行く」とたまたまお休みがとれちゃったもので、破産覚悟で行っちゃいました。もうしばらく行きません(多分……)ほんとに正倉院展だけで、他に何にもしないで帰ってきましたけど。すごくよかったです。馬の鞍がすごくステキ。衣裳がいくつが出ていたのがすごくステキ。魚の形したガラスがステキ。(……やっぱり歴史行列で天平がやりたかったなあ……)正倉院文書大好きのオオアマさまは、自分にゆかりの文書を読んで感激のあまり泣きそうになっていました。やっぱり正倉院展って行けば必ず感動するの。行かないと後悔する。だから毎年行くことにしているんです。
それにしても次の連休にまた旅の計画を立てている私たちって、やっぱり異常だよねぇ。ホントに破産するよ。でも何度も書くようだけど、一度しかない人生で、いつまで生きられるかわからないのだから……。
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「長屋王の皇子女と古代の
相模」
専修大学屋上から多摩風景 |
2003.11.10
急に寒くなりました。
まだ暖かかった先日の土曜日、専修大学の公開講座「人物でひも解く相模・武蔵の歴史」のシリーズの中の「長屋王の皇子女と古代の相模」を聞きにいってきました。講師の荒木敏夫先生は去年も講義を聴かせていただいたのですが、古代の皇太子制などを専門にしている先生で、私にもなじみのある先生です。今は専修大学文学部の学部長さんでいらっしゃるので、大学ではあまり講義の時間をもてないそうです。そのストレスを発散されるかのごとく、ま、楽しそうにお話になること! 1時間半の予定を約2時間弱お話になりましたが、その間テンションが落ちることなく「歴史って楽しい〜」と全身で表現していらっしゃる。それでこちらもワクワクしながら聞いていると、講義が終わったときには目がまわりそう……。
で、古代史という「学問」は非常に繊細で微妙なものでありまして、文字史料が少ないだけに、ちょっとでも文字が出れば、そこからあらゆる可能性をひき出そうとする。わかったような、わからないような……てな感じの学問なんですよね。今回のシリーズでは先月、矢野健一先生(日本宗教史が専門)の「良弁と伊波ー古代の東大寺と相模」を受講したのですが、そこでは東大寺の良弁は相模の出身で「あろう」ということを、わずかな史料を手がかりにに導き出していました。今回の「長屋王」では長屋王邸から見つかった木簡のうちの二枚と、天平年間の文書「相模国封戸祖交易帳」との接点から、長屋王邸にはおそらく長屋王家と個人的なつながりがある相模国高座郡人間が出入りしていた可能性があるとのこと。しかもそれが長屋の父、高市の頃からのつながりかもしれない……と。今私が住んでいるところは昔の高座郡です。そこと我が愛しの高市につながりが〜〜〜っ!!! で、そんなことがナンなんだ?と思われるムキもあるでしょうが、この背景には当時の税納入の実態とか、大和政権を支えた地方豪族の存在とか、いろいろあるわけなんです。それで、その話の過程で、つい先日(歴史行列)の私のご主人さま、壬生吉志福正さんの話も出てきたりして……世の中、狭いねえ……っつう問題か? とにかく、なかなか楽しい講義でありました。
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ダイエット効果? |
2003.11.19
ここ数日で急に寒くなりましたね。木枯らし1号も吹いたし。冬物の洋服を久しぶりに出して着るときって、ちょっといやな瞬間。太っていたらウエストが入らなかったりしますから。それが今年はみんなすんなり入るんです。むしろスカートが腰の周りで回っているくらい。もしかして、フラダンスのダイエット効果が多少出てきたのかしら? それしか理由は考えられないもの……。
でも寒いのはキライ。そもそも非活動的な私がますます動きたくなくなる。いやな季節だなあ。
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桑名と多度大社
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2003.11.27
実は先週末の連休に突然桑名に行ったのです。三重県の桑名。なんでそんなところに、とおっしゃる方もいれば、なるほど、と思う方もいることでしょう。それで桑名については現在作業中ですので、それといっしょに訪れた多度大社について「こじつけ日記に書きました。三重県で最北、岐阜県との県境に近いところです。とても意義のある神社だし、行ってみたらとてもいい神社なんです。「伊勢・志摩」の範囲でもなし、「名古屋・東海」でもなし、というところで意外にガイドブックからははずれちゃったりしているんですよ。地元では有名なんだと思いますが。
←多度大社 |
ボケ親子 |
昨日は久々に実家へ行きました。もうトシなんだから当然とはいえ、父も母も何となくボケてきたかなあと。同じこと繰り返し聞いたり、したりするもの……。その母から「あんたもボケてきたねえ。ま、昔からだけど」と言われた。こんなことでいいのだろうか……。 |
ビデオ鑑賞会 |
ところで今日はフラダンスの日でした。私の後ろで踊っていた方が「いつのまにか、うまくなっていない?」なんて、うれしいことをおっしゃってくださった……が、多分、気のせいでしょう。まだ基本の基本で迷いがあるくらいだから、とてもとても……。でも、9月の発表会のビデオが先週できてきて、早速いっしょに習っている方のお宅で鑑賞会。さっき家でも見直してみたのだけれど、自分たちの踊りは……今ならもうちょっとマシじゃないか、と思うんだけどなあ。でも他の方や先生の踊りを見ると、フラダンスってよくわからないまま習い出したけど、つくづくいいなあと。習ってよかったなあ、と思います。 |