中年期、老年期の
心理
|
2002.12.1
昨日の「臨床心理学入門」の講座のテーマは「中年期、老年期の心理」でした。自分もそろそろ中年期という年齢ですし、老年の親の心理などはどんなものだろう?と思って聞きに行ったところ、これがショックだったというか、ある意味エキサイティングだったというか。
というのは、中・老年期の心理は今の私の心理そのものだったんです。私が「登場人物紹介」の中で「最近、体のあっちこっちにガタがくるにつけ、人生のはかなさを感じまして、何か『残す』ことを欲するようになったのです。」という、正にこの状態。自分の衰えを意識する。死を意識する。それを自分の中で受け入れると「一日一日を一生懸命生きるしかない」と思うようになり、それが特に老年期には何かを「残したい」という気持ちを生み、絵を描いたり、歌を詠んだり……。オオアマさまは私のホームページづくりを「道楽」と呼ぶのですが(事実そうなのですけど)、「そうなの、そうなの、この気持ちで私はつくっているのよ! わかったあ?」と授業中から主張してしまいました。
男性は仕事に打ち込んでいたりするから、そういうことを感じるのが老年期になってからの場合が多く(オオアマさまもまだ感じていないらしい)、主婦の場合は子育てが終わったころなどの中年期に感じることが多いのだそうです。忙しいとそんなことを感じているヒマがないですよね。私は子供を産むことをあきらめたころ、つまり最近ですが、こういう心境になりましたから、理屈でも合うわけです。本当に「死」を常に意識するようになったんです。このオキラクな呉女が、と意外かもしれませんが、実はホームページを読んでくださる方には、ただ「楽しんで」いただきたいので、暗いことは書かないことにしているんですよ。私自身が「死」とか「病気」とかにすごく敏感になっているだけに、ちょっとしたことで落ち込む場合があるもので。でもそういうことは、私の場合時期がチト早すぎるというだけで、自然のことなのだなと。それでちょっと気が楽になりました。
ただ、基本的に中年期というのは大いに悩む年頃なのだそうです。「四十にして惑わず」なんて孔子は言ったけれど、今はそうではないらしい。仕事をしていても、若いころなら疑問を持たずにできたことが、「こんなことでいいのか、これから先もこうして生きていっていいのか」と悩む時期なのだと。この悩みは思春期の悩みなんかよりずっと深く、だから中高年の自殺が多いのだとか。実はオオアマさまもこの状態。家であーだこーだと堂々めぐりなことをしょっちゅう言って悩んでいます。そういう悩みをすべて口から出せる人は少なくとも自殺はしないと思うので、これからはグチは黙って聞いてあげましょう(今は黙っていられなくなってよくケンカをするのですが)。それが当然の姿なのだとわかっただけでも、オオアマさまも気が楽になってくれていたらいいのですが。
それにしても、30代にして老年の心境になっちゃったみたいな私が万が一長生きしたら(しない、と思っているからこうなるのだけど)、そのうち仙人になっちゃうんじゃないかしら……。ま、それもよかろ。すでになりかけているって話もあるけど。
でも、わかっているのです。私の「死」の意識は、幸せだからこその意識であることも。
|
中大兄さま |
2002.12.2
そうそう。明日、12月3日は中大兄さまの命日です。さらら様のお父様。彼、こわそうだけど、魅力的ですよねー。
|
理代子先生 |
2002.12.6
昨日はパソを立ち上げる時間もなかったもので、おとといの話になってしまうのですが、NHKの番組「私はあきらめない」のゲストが池田理代子先生でした。私の人生に大きな影響を与えた方です。あのオスカルさまを創った方ですから、オスカルさまの中には絶対池田先生自身が投影されているはずなんです。しかも「ベルばら」を書いた時はまだ20代だったのですから、そういう方がその後どういう人生を送っていらっしゃるか、興味津々でした。
それが、30代後半で体調の不良に悩まされてつらい日々を送っていらっしゃったとのこと。40歳で「更年期障害」と診断され、当時リスクがあると言われていた治療を「たとえそれで寿命が縮まったとしても、毎日の生活の質のほうが大切」と迷わず治療を受けたということ。そりゃ、理屈ではわかるけど、実際問題「寿命が縮まるかもしれない」不安で「生活の質」どころじゃなくなっちゃう気がしますね、私なら。言ってみれば先日書いた心理学でいう中年期や老年期におこる健康の不安をのりこえて「一日一日を大切に生きる」ということなんでしょうけど、それで池田先生は若いころの夢を実現させちゃったのだから、やっぱり並の人ではありません。
「オンナでなくなる」ことを肯定的に捉えていることには共感しました。なんか一生オンナでいなくちゃ価値がないみたいなことを言う人もいるけど、オンナである前に人間なんだから別にいいと思うのです。ただ、あれだけ「女性」であることをドラマティックに描いた池田先生からそういう言葉を聞くのはちょっと意外でした。先生って「恋愛至上主義」なのかと思っていたら、意外とクール。「若いころはいろいろと……」なんておっしゃっていたから(確か47歳で3度目の結婚をされています)、先生もいろいろな経験で変化されたのかも。そういう意味では若いうちにあの作品を描いてくださって、夢を与えてくださって、とてもよかったのかもしれませんね。
それから「子供のいないつらさ」の話もしていらっしゃいました。「子供がいないあなたにわかるわけないじゃない」と言われることがどれほどつらいか。そうなんです……。
池田先生、あの倍くらい、しゃべってほしいです。再放送もあるようです。
|
ジェンダー
夫婦円満の秘訣 |
2002.12.10
今日はは火曜日。それで先週の土曜の話もナンですが、「臨床心理学入門」の6回め。最終回までの3回は「ジェンダー」がテーマ(この大学は女子大なのです)。
「ジェンダー」。生まれもったものではない、社会的につくられる性差。私が育ってきた時代はまだ社会に「男女平等」ではない部分が今よりいっぱいあって、「フェミニズム」が声だかに叫ばれる中で生きてきたのだけど(「ベルばら」の池田先生も、「天上の虹」の里中先生もそういう時代の人だからこそ、ああいう作品を描くのでしょう)、ほんの20年くらいの間に世の中はずいぶん変化して、以前に比べれはずいぶん平等は実現されたと思います。だから、今さら「性差」なんてことを考えなくても、という雰囲気はすでに世の中にあります。実際私も「ジェンダー」について考えるときは「差別される女性」より「生きにくい男性」のほうにより興味があったりするわけなんですけれど、土曜の授業を聞いて、まだまだ問題はいろいろあるのだなあとあらためて考えさせられました。
「ジェンダーそのものは悪ではない」。確かに男らしさとか女らしさをすべて否定する必要はありません。「でも、それが人間を抑圧するときには悪である」。なるほど、と思いました。「順調なときは表面に出てこない問題が、状況によって噴き出してくる。たとえば離婚、介護……」。つまり、何か悪い(という表現がいいかはわからないけど)状態になった場合には、まだ女性の方により大きな負荷がかかりやすい社会である、というのです。そう言われれば、そうだなあと。「家事にしろ、子育てにしろ、介護にしろ、自分でやりたくてするには問題ないはずなのだけど、役割として押し付けられて、妻なのだからやってあたりまえ、と思われ感謝もされない。役割だけで生きると人間性が失われていく。これが問題」。確かにねえ。その点、呉女は子育てがないのは恵まれているわけじゃないですけど、夫婦関係においては「妻だ、夫だ」となるべく思わないようにしているんです。思いすぎると「妻だから〜しなければならない」とか「夫なんだから〜してくれてもいいのに」とか思ってしまうでしょう? 「〜したいからする」「〜してくれて、ありがとう」と思う。これが夫婦円満の秘訣だと思っているんですけど。あ、ジェンダーの話からそれた?
|
衝動行き |
2002.12.11
今日はニュースがふたつ。来月10日に「天上の虹」19巻発売決定! 詳しくは「呉女の世界」の「天上の虹」からリンクしている里中先生のホームページにてどうぞ。
もうひとつは滋賀県信楽で、聖武天皇が最初に大仏を建立しようとした跡が発見された。へえー、首(おびと)くん(呉女は聖武天皇をこう呼んでいる。さらら様のひ孫だし)、本当にあの山の中に造ろうとしてたんだ〜。……帰宅したオオアマさまに「週末、現地説明会!」と言ってみたら、「土曜は出勤だけど、夜の予定はなくなったんだ。ホテルはどこがいい?」「信楽に行くなら草津じゃない?」「そうだな……」。おい、誰か止めろよって感じなんだけど、止める人がいない。オオアマさま、忙しいんでしょ?
でもオオアマさまは体調もあまりよくなさそうだから無理しないでほしい。今のところ、状況はかなり流動的。
|
衝動行き資金 |
2002.12.13
オオアマさまったらさ、風邪でゴホゴホいいながら、すっかり信楽へ行く気になってる。大丈夫なのかな? よほど歴史が好きらしい。(ヒトのこと、言えんでしょーが!) で、突然の出費をどこから出すかというと、ボーナスで私に服を買ってくれる予定だったのをやめて、それを充てるそうだ。ええ、いいですわよ。私だって服より現説だわ! でも、それでも足りない分は日々節約だわね。
ところで、明日14日は赤穂浪士討ち入り300年だって。300年前なんて……けっこう新しい事件なのね。
|
呉女の年末
|
2002.12.17
掲示板にも書きました通り、この週末は紫香楽の現地説明会へ行って、そのついでに呉女は明日香にまで足を延ばし、多いに楽しんできました。二人ともその余韻で昨日の月曜日はやたら元気がよく、やはり楽しい旅は元気をくれるなあ〜と思っていたのですが、今日あたりになると、気持ちは元気でも体に疲れが出始めて。また突然仕事が入ったりして……ま、先月から3回も仕事の依頼の連絡を受け損ねていたので(呉女は携帯電話が苦手です)、そろそろ働かんと仕事がこなくなっちゃう、とは思っていたのですけれど、これから一週間の忙しさを考えると、普段「忙しい」というものから逃げている呉女は急にユウウツになってしまったり……。は〜〜。
ほんとは日記にも書きたいことが山ほどあるんですけ。ありすぎて爆発しそう。少しずつ「こじつけ日記」にでも吐き出すことにして……(そんなヒマあるんか?)
今日はまだ時間があったので、換気扇の掃除して、年賀状の宛名書きして、前から変えようと思っていた「こじつけ日記」のスタイルを変える作業をしました。
|
国立マンション訴訟 |
2002.12.19
昨日は実家に行って大掃除の手伝い。帰ってきて夕刊を見たら、「東京国立(くにたち)マンション訴訟、東京地裁で住民側勝訴」のニュースが。以前、ここでマンションの話を書いたことがありますが、実は実家はこの国立にありまして、昨日も問題のマンションの前を通りました。今でも国立のマンション建設は続いていて、三角屋根の駅がシンボルなのに、その背後には屏風のようにマンションが建ってしまいました。国立の町に憧れて住みたい人は多いそうですし、市としては税収を増やすために人口増を狙い、そのために規制を緩和してマンションが乱立することになったようなのですけど、避暑地のような雰囲気と美しい景観が売り物だった町があんなふうにメチャメチャにされてしまったら、国立に憧れる人なんかいなくなっちゃって、本末転倒のような気がするんですけどね。いくら勝ってもマンションの上部を本当に取り壊すわけにもいかないでしょうが、住民の気持ちは(私だって元住民ですから)よくわかります。
ところで、紫香楽に行って以来、オオアマさまの健康状態はかえってよくなり、学期末の忙しさでフツーならキレそうなところでも、すこぶる機嫌よく、えらく優しい。これだから、旅はやめられない……。
|
さらら様の命日
最終回
|
2002.12.22
今日はさらら様の命日……こじつけ日記にも「天武持統天皇陵」をアップしたので、ここでは書かないことにしておきましょう。それにしても1300年ですからねー。赤穂浪士とちょうど1000年違うんですよ。やっぱり忠臣蔵なんて新しい事件ですわ……。
オオアマさまは2学期が終わってお疲れがドッと出たようで、今日はあれもしたい、これもしたいと言いつつ体が動かないようでした。
昨日は「臨床心理学入門」の最終回。先週だけ休んでしまいましたが(明日香、紫香楽に行っていた)、とても楽しい講義でした。最終回はDVやセクハラ、育児ストレスなどの問題に対処するためには、ある種の自己主張を表現する力を身につけなければいけないということで「アサーティブ」な自己表現技術の話で、これもまたいろいろ考えさせられましたし、実際の生活にすぐ応用ができるので有意義な受講でした。
それから大河ドラマの最終回、日曜日は紫香楽から帰った日で最後の10分しか見られず、昨日はビデオをセットして出かけるのを忘れたので、結局見逃しました。今回はオオアマさまの「第二の故郷」北陸が舞台ということで期待していたわりに、ちょっとホームドラマちっく過ぎて私の好みではなかったかな。おやかたさまはよかったんだけど。でも最後まで視聴率はよかったんですよね。来年の「武蔵」は政治より娯楽路線なんだそうで、剣豪ものというのがイマイチの呉女としてはあまり期待できないのですが(というより武蔵については全くの無知)、呉女は大河ドラマとは30年前からの付き合いで、仕事で見れなかった一時期を除いてずっと見ているんです。熱心不熱心はその年によって差がありますけどね。「呉女の世界」で「呉女の好きな大河ドラマベスト3」を書きたいと思っているのですけれど、皆さんはどんな大河ドラマがお好きなんでしょう?
|
呉女の年末part2
豊郷小、発見
和歌山へ
義父の命日 |
2002.12.27
数日さかのぼって23日。オオアマさまは出勤。夜は誕生日が過ぎたばかりの弟を呼んで、ささやかなパーティー。といってもケーキ買って、ピザ取って、3人であっという間に食べただけだけど。この弟。もうすぐ更新予定のページにチラと登場しますが、30代で実家から出たことのない、いわゆるパラサイト。中学生の時にボランティア活動を始めて以来、大学も仕事も福祉一筋で、たまたま私が仕事で福祉関係のテープを起こしていたので、参考に話を聞いてみたら、直接仕事には関係ないながら、いろいろな話を聞くことができて、少し弟を見直しました。
24日。前日弟としゃべり過ぎたためか仕事がせっぱつまり、クリスマス・イヴらしいことといえば鶏を焼いて食べたことくらいで、一日中仕事。そのまま徹夜。
25日。年末年始は関西の実家で過ごす、その旅立ちの日。今年は冬休みが長いので例年より出発が早く、実家へ行く前に一遊びします。興奮して早朝から目覚めてしまったというオオアマさま。まだ仕事中だった私にコーヒーを入れてくれたり、やたら優しい。これも旅効果? 朝6時、仕事を仕上げてメール納品。そのままバタバタと家を出ました。
新幹線で少しは寝たけど、関が原(不破の関)を通り、滋賀県に入るころには興奮してきた。ここで西側の車窓の田園風景の中にタイムリーなものを発見。騒動がニュースになり、前日に保存が決まったヴォーリズ建築、豊郷小学校でした。ヴォーリズさんはアメリカに生まれ、20世紀初めに近江へ来て帰化した建築家ですが、メンタームでおなじみの近江兄弟社をつくった人でもあります。それはともかく、京都駅で義母と合流して、南紀白浜へ。義母は雪の多いところに住んでいるので、あたたかい白浜温泉に行く話は前々から出ていたのがやっと実現した形。大喜びしたのは私。「義母といっしょに」「白浜温泉に」行くことに意義があるのです。古代史ファンならピンとくるかもしれません。詳しくは今日の「こじつけ日記」、または先のことですが「飛鳥・奈良」ページで。
26日。白浜から和歌山市内に戻り、レンタカーを借りて紀ノ川流域の根来寺、紀伊国分寺跡、粉河寺を訪ねました。和歌山市内のホテルでネットの接続を試みましたが、鳥取ではできたはずの0発信の設定ができずに断念しました。
そして27日。今日は結婚した翌年に突然に、本当に突然に亡くなってしまった義父の命日。毎年必ず命日には京都の菩提寺へのお墓参りを欠かしません(来年からはわかりませんけど。教師の冬休みもなくなる話がありますから)。南紀は暖かかったのに京都はさすがに寒い!! 前日の京都信金の立てこもり事件で報道関係の車なども多かったらしく、現場近くはかなり渋滞していたみたいです。京都から電車で1時間ほどで実家なのですが、途中から雪景色。もちろん実家の周囲も雪が積もっています。ここではネットにつなぐのに、この大きなプロバイダーのアクセスポイントが市内局番内にはないのです。いちばん近そうな場所にアクセスしていますが、遠慮しながら使っています。
ところで、白浜では「天上の虹」モードだったのですが、和歌山の書店で先日発売されたばかりの「ベルサイユばら その謎と真実」を買って読んで、今はベルばらモードに入ってしまいました。ノンキなやつだね……。
|
嫁と姑 |
2002.12.28
「呉女の世界」に、先日「明日香村ファン倶楽部」の会員向けメールマガジンに載せさせていただいた「私のイチオシ万葉歌」を転載させていただきました。もちろん、管理人ちゅんたさまのお許しをいただいています。ここに弟が登場。大好きな大伯皇女の歌を「姉」として語らせていただいたのですが、うっかりしたことに、昨日がその大伯皇女の命日だったそうです。義父と同じ日なのですね。覚えておきましょう。
暮れの忙しい時期に夫の実家にいながら、よく更新なんてできるものだと言われそうですね。そうなんです。本当は大掃除とかするべきところなのです。義父が亡くなって以来、義母を相模に連れてきた1年を除いて毎年こちらで過ごしていますが、義母はものすごく気をつかう性格でして、私やオオアマさまが掃除なんて始めると落ち着かないみたいで、なかなかやらせてくれないのが常なのです。オオアマさまと隠れてこっそり掃除したり、あと明日などは義母を休ませるために、オオアマさまと呉女は京都に遊びに出るのです。長いこと嫁と姑がいっしょにいると疲れるでしょう?……ウチの場合、疲れるのはひたすら姑のほう。気をつかうのも姑のほう。こんなことじゃいけないとは思うけど、こればっかりはしっかり者の姑とのんびり屋の嫁という生来のキャラクターからくるものでいたしかたない。それで滞在中には必ず二人で遊びに出る。こんな時にのんきな……と思われても、これをしないと倒れてしまうのです。義母が。
で、明日は京都在住の義兄(オオアマさまの姉のダンナさん)が飲みに連れて行ってくれるというので楽しみです。
|
呉女の年末in関西 |
2002.12.31
年末の京都はすでに観光客でいっぱいです。29日は日曜日だったし、特にデートをしているような若者をたくさん見かけました。家族連れもけっこういます。竜安寺に行ってみたのですが、石庭を見る方丈には観光客がズラズラッと……。でも、やっぱりいいお庭ですねえ。久々に見たけれど感激しました。夜は義兄と小学生の姪とたらふく食べました。そこで京都の信金のたてこもり事件について、中小企業の経営者としていつも銀行と接している義兄の意見を聞き、その立場になってみなければわからないことがいろいろあるのだなあ、と考えさせられました。
昨日は、これは毎年恒例なのですが、義母といっしょに京都、錦市場にお正月の買出しに出ました。もうどこにどんなお店があるか、京都のお節がどんなものか、ずいぶん慣れてきたつもりでも、それでも新鮮な発見があって楽しいです。以前はただ義母の後ろに荷物持ちとして迷子にならないようについているだけだったのですが、今年あたりは「お義母さま、そんなに食べませんから、これは省略しましょう」「小さいほうの袋で十分です!」とか生意気を言うようになりました。だいたい性格的に私のほうがケチみたいです。
それで今日はこれからお節づくりなのですが、私は昨晩、お正月用のお花を生けているときにハサミで指に血マメをつくった上にそれを破って流血の惨事(?)になりまして、水仕事の不自由な役にたたない体になりました。アホかいな……。
それと、昨日京都に出たついでに義母に始めて携帯電話を買ったのです。お守りのつもりでいいから持っていてください、と。で、iモードも契約したのですが、私とオオアマさまも原始的な携帯しかさわったことがなく、iモード初体験なので、義母に教えようにもまず自分たちがわからず、マニュアル片手にあーだ、こーだ……でかえって義母の信頼を失っているようです。
そんなこんなで2002年が終わってゆきます……。
|