ヤンソンの誘惑ライトバージョン

なんじゃこりゃ?って料理の名前ですが、れっきとしたスウェーデン料理です。
じゃがいもと玉ねぎをアンチョビ風味の生クリームで焼いたグラタン、という感じでしょうか。さすが北欧料理だけあって、体が温まり、寒い冬の夜にはこたえられない一品です。
アンチョビ好きにもたまんない美味しさ。
ただ、これ、まじで作ると生クリームでイモを煮るようなもので、日本人には重過ぎます。なので、うちではいつも牛乳で薄めてライトバージョンにして作っています。トッピングも、本来はパン粉らしいですが、うちでは好みでパルメザンチーズ。
風邪を引いた時など、お腹から体が温まりますよ。消化器系にこない風邪限定ですが、ホットな生クリームとじゃがいもの底力を堪能できる一品です。
ちなみに料理名の由来は、ヤンソンさんという肉系を食べない敬虔なお坊さんも、この料理の誘惑には勝てずに食べてしまった、という事だそうです。それだけうまい、ということですね。
材料(直径15センチのキャセロール型1台分)
じゃがいも4個 玉ねぎ1個 生クリーム200cc 牛乳200cc アンチョビフィレ6枚(好みで増減)
バター大さじ2 パルメザンチーズ適量 おろしにんにく少々
キャセロール型またはオーブンに入れられる耐熱で深めの容器

つくりかた

1 材料を切ります
  じゃがいもは皮をむき、マッチ棒ぐらいの太さの千切りにして水にさらしておきます。
  玉ねぎは半分に切ってから薄くスライスし、アンチョビは5ミリ幅ぐらいに切っておきます。
  生クリームと牛乳は鍋に入れてよく混ぜ、沸騰寸前まで温めておきます。
2 材料を炒めます。
  フライパンにバターを熱し、よく水気を切ったじゃがいもと玉ねぎを入れ、7割がた火を通します。
  塩コショウ(分量外)で味を調えます。
3 キャセロールの内側におろしにんにくを塗り、炒めたじゃがいもの半量を入れます。
  その上にアンチョビを散らし、さらに残りのじゃがいもをのせて平らにならします。
  温めた生クリームを、じゃがいもがひたひたになる程度注いで、180度のオーブンで30分焼きます。
4 30分焼いたら上にパルメザンチーズをかけて、もう一度オーブンで焼き色がつくまで焼きます。
  焼き色がついて、ふつふつ沸騰したらできあがり。

あつあつのうちに深めの小皿に取り分けて召し上がれ。
それから、生クリームは植物性のものではなく、牛乳からできたものを必ず使ってくださいね。


 
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