牡 蠣 ご は ん

牡蠣の濃厚な旨味でご飯を炊き上げた、牡蠣好きにはたまらない炊き込みご飯です。
これを作ったらもう、そこらへんの和食屋の釜飯や、市販の炊き込みご飯の素では満足できなくなります。牡蠣はふっくら香り豊か、ご飯も牡蠣の旨味をたっぷり含んでいます。ご飯だけ食べても牡蠣の味わいがしっかり。
素材の旨味をすべて利用しつくした料理というのは、素材の出来で勝負が決まります。これも牡蠣の品質が勝負なので、冷凍でも生でも、雑味のない良質のものを使ってください。
材料(3合分)
牡蠣20粒ぐらい 味付山菜1袋(正味で150gぐらい) しょうが1かけ
みりん100cc しょうゆ大さじ3 酒大さじ3 粉末のだし小さじ1

つくりかた

1 牡蠣は塩水で振り洗いします。冷凍の場合は表面のグレース(保湿のための薄氷)を流水で落とします。
  味付山菜は調味液を切り、お米は研いで水を切っておきます。
2 鍋にみりん・しょうゆ・酒・だしを入れ、牡蠣と千切りにしたしょうがを入れ火にかけます。
  牡蠣から水分とアクが出るので、アクを取りながら牡蠣がぷっくり膨れてくるまで煮ます。煮すぎは厳禁。
  火が通ったら鍋にふたをしてそのまま冷めるまで置き、牡蠣に味を含ませます。
3 お米をお釜に入れ、牡蠣の煮汁としょうがを加え、炊飯器の3合のラインまで水を足します。
  山菜を乗せて軽く混ぜ、そのまま炊きます。牡蠣は一緒に炊いちゃ駄目。
4 炊き上がったら全体を切るように混ぜたら、取っておいた牡蠣を乗せて10分ほど蒸らします。
  この蒸らしは牡蠣が温まればOKです。あとは牡蠣を潰さないようにサックリ混ぜて召し上がれ。

牡蠣は高蛋白低脂肪で消化もよく、体調が優れない時にもおすすめの食材です。一方で、牡蠣は「当たりやすい」とも言われますが、これは下痢と高熱を引き起こすノロウイルスが付着している場合があるのと、それを不完全な加熱で食べてしまうからです。牡蠣は生食用と加熱用がありますが、これは鮮度の違いではなく品質管理の違いなんです。体調の悪い時には生食用の牡蠣を、中心部分まで火が通るように加熱して食べれば問題ありません。注意するべきは、お惣菜や飲食店での牡蠣フライなどで、加熱の見切りが甘く、中心が生の状態で食べてしまうこと。当たり前ですが、魚介類の生は牡蠣に限らず、運が悪いと当たります。


 
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