TRAVELING WILBURYS

 

VOLUME ONE

 

VOLUME ONE  (WARNER BROS. RECORDS:1988年)  2005年3月6日(日)

  1.Handle With Care
  2.Dirty World
  3.Rattled
  4.Last Night
  5.Not Alone Anymore
  6.Congratulations
  7.Heading For The Light
  8.Margarita
  9.Tweeter And The Monkey Man
 10.End Of The Line
 ウィルベリー兄弟と従兄弟の5人によるバンドということだが、ジャケットの顔を見て声を聴けば一目(一聴)瞭然。ボブ・ディラン、ELOのジェフ・リン、トム・ペティ、オールディーズのロイ・オービソン、そしてジョージ・ハリスンの5人によるスペシャル・プロジェクトだ。5人の音楽性が楽しめる、おいしい1枚。
 「HANDLE WITH CARE」がシングルヒットした曲。おそらくジェフ・リンがサウンド作りをしているようで、ELOのヒュルヒュルやピコピコが時々入るのがそれらしいし、ジョージ・ハリスンのパート、ボブ・ディランのパート、ロイ・オービソンのパート、それぞれいかにもというアレンジに変化するのがおもしろい。全体的にはボブ・ディランのヴォーカルが目立つ感じで、泥臭いフォーク・ロック的な曲が多い中で、ロイ・オービソンの「NOT ALONE ANY MORE」は彼らしいバラード。
 5人のうち2人は既に他界している。残念なことだ。