新野剛志 |
八月のマルクス |
八月のマルクス 2005年2月21日(月) |
スキャンダルで引退したお笑い芸人笠原のもとに、相方だった日本を代表するコメディアン立川が訪れる。翌々日刑事がやってきて、そのスキャンダルを書いた記者が殺されたという。アリバイを証明するのは立川一人で、事務所に連絡すると一昨日から失踪しているという。そして、立川の愛人だったという若いアイドルタレントと部屋を探っていて、ゴミ箱の中の袋から、マレーシアのテレビ番組のビデオにたどり着く。
そこにどんな秘密があるのか。 誰が誰をなぜ殺したのか、登場人物やアイテムにひっかけがあって、なかなかおもしろかった。江戸川乱歩賞受賞作。 |