SIMON & GARFUNKEL

 

BRIDGE OVER TROUBLED WATER

 

BRIDGE OVER TROUBLED WATER  (CBS RECORDS:1970年)  2005年2月13日(日)

  1 Bridge Over Troubled Water
  2 Condor Pasa (If I Could)
  3 Cecilia
  4 Keep the Customer Satisfied
  5 So Long, Frank Lloyd Wright
  6 Boxer
  7 Baby Driver
  8 Only Living Boy in New York
  9 Why Don't You Write Me
 10 Bye Bye Love
 11 Song for the Asking
 寒い毎日が続いている。寒いのは苦手というより嫌い。心も体も萎縮して、ここではないどこかへ行ってしまいたくなる。こんな時は、映画「真夜中のカウボーイ」を思い出す。ニューヨークの片隅でボロクズのように生きて、温かいフロリダに希望を託す。そして、映画の音楽とは全然関係ないが、「THE BOXER」。
 歌のイメージとしては、地方からニューヨークに出てきて、ろくな仕事は見つからず、冬の寒さに帰りたいと思いながら、殴られ殴り返し血を流すような毎日を生きている、という感じ。(正確ではない)ギターの琴のように響くイントロとフィンガーピッキング、所々に入る豚か鵞鳥の鳴き声のようなハーモニカ、スライドギター、そして「LIE LA LIE」という悲しいリフレーンが続いてこのままフェードアウトかと思うと、再びギターのフィンガーピッキングが淡々と流れて終わるところは最高のセンスだ。
 飽きるほどヒットした「BRIDGE OVER TROUBLED WATER」や「EL CONDOR PASA」や「CECILIA」については、今は特に何の感慨もない。