清水朔 |
神遊び |
神遊び 2021年9月15日(水) |
山間の小さな村の神社に伝わる「神遊び」。十二歳の男の子五人が試み、そして悲劇が起こった。七年後、村の祭りの日に、同窓会に出席するため俊介は故郷を訪ねた。
当時の仲間、洋三、和彦、栄治とも再会した。同窓会の後の祭りの最中、六年生が消えたという知らせがある。「神遊び」をしようとしているらしい。俊介たちは捜索に出た。そして思いがけないものを見つける。 他に、この小学生の後日譚の「空蝉」、時代をさかのぼって仲間の一人洋三が子供の頃の「神遊び」の由来が明らかになる「カタシロ」、俊介の後日譚「神送り」。ホラーというほどでもないが、おもしろかった。夏休みに読めばちょうど良かったか。 |