ROY ORBISON

 

MYSTERY GIRL

 

MYSTERY GIRL  (VIRGIN RECORDS AMERICA:1989年)  2009年6月25日(木)

  1 You Got It
  2 In The Real World
  3 Dream You
  4 A Love So Beautiful
  5 California Blue
  6 She's A Mystery To Me
  7 The Comedians
  8 The Only One
  9 Windsurfer
 10 Careless Heart
 1960年代に活躍した、オールディーズに近いポップスターが、ELOのジェフ・リンのプロデュースでよみがえった。ほとんどの曲が愛をうたったもの。1.「You Got It」は大ヒットしたノリのいいロックンロール。2.「In The Real World」と4.「A Love So Beautiful」はセンチメンタルなバラード。後者はELOらしいオカズつき。5.「California Blue」と9.「Windsurfer」は浜辺でビールでも飲みながら聴きたい 感じ。特に前者はラテンっぽい雰囲気もあっていい。10.「Careless Heart」はスケール感のある伸びやかなミディアムバラード。どの曲も高音の美声が魅力的だ。夏休みにふさわしい明るさと開放感もある。
 このアルバムは、1988年に心臓発作で亡くなった後発表された遺作。素晴らしい作品なので、実に惜しいことだった。それにしても、20年以上前のスターが現役で復活できるアメリカのポップ ス界はうらやましいものだ。といっても、このアルバム自体20年前のものになってしまった。36歳、ジョギングを始めた年だ。 そんな昔の曲だとは思えない。光陰矢のごとし。