LAURINDO ALMEIDA

 

GUITAR FROM IPANEMA

 

GUITAR FROM IPANEMA (CAPITOL RECORDS:1964年) 2004年9月11日(土)

  1 THE GIRL FROM IPANEMA
  2 MANHA DE CARNAVAL
  3 SARAH'S SAMBA
  4 WINTER MOON
  5 IZABELLA
  6 CHORO FOR PEOPLE IN LOVE
  7 QUIET NIGHTS OF QUIET STARS (Corcovado)
  8 OLD GUITARON
  9 UM ABRACO NO BONFA
 10 TWILIGHT IN RIO
 11 THE FIDDLER'S WOLF WHISTLE
 今年最後のボサノヴァ・アルバム。ローリンド・アルメイダという人はブラジル人だが、ボサノヴァブーム以前にアメリカに渡ってジャズ・ギタリストとして活動していた人なので、ボサノヴァのミュージシャンというわけではない。アルバム自体は、ギターにフルート、パーカッションが中心で、リゾートのBGMにふさわしいクールなもの。
 1曲目はやはりお約束の「イパネマの娘」、口笛でメロディーを吹いているが、フルートだけのほうが良かった。「黒いオルフェ」は、聴いた瞬間昔よく聴いたような気がするなと思った。ボサノヴァのリズムとはちょっと違って、これが日本のムード歌謡の原点かなと思ったり。「ショーロ・フォー・ピープル・イン・ラブ」も同じような雰囲気の曲。「ウィンター・ムーン」と「オールド・ギタロン」は女性ボーカル入りだが、どうしても歌はジャズになってしまう。「ボンファに捧ぐ」はジョアン・ジルベルト作曲の軽快な曲。「リオのたそがれ」はこのアルバムの掘り出し物。ハーモニカをフィーチャーして、潮風と海に沈む夕日が感じられる曲だ。