神永学

心霊探偵八雲T赤い瞳は知っている      

心霊探偵八雲T赤い瞳は知っている 2023年12月11日(月)
 キャンパスの外れの雑木林にコンクリート壁の廃屋があり、夜中肝試しに三人の学生が中に入り、幽霊に遭遇した。寝込んでしまった一人の友人、小沢晴香は幽霊のことならと映画研究同好会の斉藤八雲を教えられて訪ねる。八雲は晴香の亡くなった双子の姉のことを言い当てた。信用して一緒に寝込んだ友人を見舞うと、霊が憑りついていた。八雲は生まれつき左目が真っ赤で、死んだ者の魂が見えるのだった。そして知り合いの刑事後藤に協力もしていた。
 「開かずの間」の他に、事故や怪事件が相次ぐ「トンネルの闇」、後藤が捜査する夫殺人事件と晴香の友人の失踪が結びつく「死者からの伝言」。姉の霊が場所を教えてくれるというシーンに、こんなのあったなと思ったら、「霊媒探偵城塚翡翠」だった。心霊探偵と霊媒探偵、似たようなものだがミステリーとしてはまったく異なる趣向。おもしろかった。 「心霊探偵シリーズ」は10冊以上続くが、これでやめにしておこう。