HOWARD JONES

 

HUMAN'S LIB

 

HUMAN'S LIB (Elektra/Asylum Records:1984年) 2006年12月30日(土)

  1 Conditioning
  2 What Is Love?
  3 Pearl In The Shell
  4 Hide And Seek
  5 Hunt The Self
  6 New Song
  7 Don't Always Look At The Rain
  8 Equality
  9 Natural
 10 Human's Lib
 シンセ・ポップの貴公子と呼ばれたりもした奇才ハワード・ジョーンズのデビュー・アルバム。一人数台のシンセサイザーを踊るように演奏(スイッチを押すだけ?)しながら、ヘッドセットマイクで歌う姿が印象的だった。
 デビュー曲の「New Song」は古典的なオルガン、ハンドクラッピング、スキャットとテクノポップのシンセサイザー、パーカッションが融合したポップス。「What Is Love?」もテクノポップらしい曲。「Hunt And Seek」は宗教的な物静かな曲。ハワード・ジョーンズの魅力は、メロディーの叙情性にあるような気がする。どんな曲にも、哀しく美しいパッセージがある。「Conditioning」はテクノパワーが炸裂する緊張感あふれる曲。
 この1枚に才能の全てをつぎ込んだかのような、ベスト&オンリーな1枚。ちなみに、この1984年という年がLPで購入した最後の年だった。 ベストヒットUSAやアメリカントップ40で気に入ったら、渋谷のタワーレコード(今とは別の場所)へ出かけて輸入版LPを買っていた頃だ。