東山彰良 |
路傍 | 流 |
路傍 2015年8月12日(水) |
俺と喜彦は、三十路間近で日雇いの仕事をしながら、いつものバーで飲んでいる。酔っ払いんが寝ていれば財布を抜き取ってソープランドへ行くし、郵便受けの電話の請求書をかっぱらっていたずら電話をかける。薬の取引をかぎつければ先回りして横取りしたり、禁止ペットの仕事を手伝ったり、借金取りに脅されたり、様々なトラブルに鉢合わせする。 最新の直木賞受賞作家の、大藪春彦賞受賞作。 はっきり言って、あまりおもしろくなかった。事件(?)がたいして意外性がないし、登場人物も魅力的ではない。クズ野郎のくせに、ハードボイルド探偵みたいな警句を言うのも似つかわしくない。直木賞受賞作はおもしろいのだろうか。 |
流 2018年2月27日( 火) |