CHRISTOPHER CROSS

 

CHRISTOPHER CROSS

 

CHRISTOPHER CROSS  (WEA INTERNATIONAL:1979年)  2005年10月2日(日)

  1.Say You'll Be Mine
  2.I Really Don't Know Anymore
  3.Spinning
  4.Never Be the Same
  5.Poor Shirley
  6.Ride Like the Wind
  7.Light Is On
  8.Sailing
  9.Minstrel Gigolo
 さわやかな秋風といえば、クリストファー・クロスの少し鼻にかかった澄んだハイトーン・ヴォイス。
 エレキギターのフィンガーピッキングが幻想的な雰囲気をかもし出す「SAILING」、マイケル・マクドナルドの濃すぎるヴォーカルが絡む「RIDE LIKE THE WIND」、失恋の曲だけど美しい一曲「NEVER BE THE SAME」。
 数多くの有名ミュージシャンがゲスト出演して大ヒットしたアルバムだが、今聴くとなぜか夏のおしゃれなカフェバーをイメージしてしまう。村上春樹の「風の歌を聴け」が1979年、田中康夫の「なんとなくクリスタル」が1982年。そんな時代の音楽なんだなという感じ。
 それにしても、「天は二物を与えず」という言葉は、まさにこの人のためにあるもの。アルバムジャケットや日本語解説のどこを探しても顔写真が見当たらない。それとこのアルバムも、邦題が「南から来た男」。何を言いたいんでしょう。