THE BAND

 

MUSIC FROM BIG PINK

 

MUSIC FROM BIG PINK  (CAPITOL RECORDS:1968年) 2003年10月26日(日)

  1 Tears of Rage
  2 To Kingdom Come
  3 In a Station
  4 Caledonia Mission
  5 Weight
  6 We Can Talk
  7 Long Black Veil
  8 Chest Fever
  9 Lonesome Suzie
 10 This Wheel's on Fire
 11 I Shall Be Released
 秋の穏やかな陽射しの中で車を転がす時は、こんなどこか土と乾草の匂いのする音楽がふさわしい。
 「THE WEIGHT」はザ・バンドのもっとも有名な曲。映画「イージー・ライダー」に使われていたので、こちらで先に知ったのかもしれない。「TEARS OF RAGE」、「THIS WHEEL'S ON FIRE」、「I SHALL BE RELLEASED」とボブ・ディランの曲が3曲入っているが、ファルセットで解放への願いを切々と歌う最後の曲が印象的だ。「IN A STATION」は、夢の後のような不思議な静けさを感じさせる繊細な曲。孤独な女性への思いを歌った「LONESOME SUZIE」も、センチメンタルでいい。
 ヒットチャートとはほとんど縁のないグループだが、アメリカの音楽を代表するロックバンド。ロビー・ロバートソンの渋いギター・ワークがお気に入り。