ATLANTA RHYTHM SECTION

 

CHAMPAGNE JAM

 

CHAMPAGNE JAM  (POLYDOR INCORPORATED:1978年) 2006年2月5日(日)

  1 LARGE TIME
  2 I'M NOT GONNA LET IT BOTHER ME TONIGHT
  3 NORMAL LOVE
  4 CHAMPAGNE JAM
  5 IMAGINARY LOVER
  6 THE BALLAD OF LOIS MALONE
  7 THE GREAT ESCAPE
  8 EVILEEN
 1980年代は、ロックがポップス化あるいはAOR化して、MTVの流れに乗って巨大ビジネス化していった時代だった。個人的には、広告会社へ就職して赤坂のディスコだとか新宿のゴールデン街とか、それまで足を踏み入れたこともない場所を知って浮かれていた頃だ。
 ATLANTA RHYTHM SECTIONは名前からして南部のいわゆるサザンロックのグループだと思うのだが、このアルバムはAORの流れにあるものかもしれない。「IMAGINARY LOVER」というグループサウンズ風の曲が大ヒットして、FMのポップスベスト10でもよくかかっていた。ツインリードギターだが、柔らかく伸びやかな音でもうロックという感じではない。 「NORMAL LOVE」はピアノの弾き語りのようなバラードだが、ピアノの音がホンキートンクとエレクトリックを混ぜたような感じなのがおもしろい。「THE GREAT ESCAPE」はマイナーの歌の部分と、メジャーで伸びやかなギターの間奏との対比がおもしろい。「EVLEEN」はイントロがEAGLESの「ONE OF THESE NIGHTS」風。
 ポップスとして非常にできのいいアルバムなのだが、CDは入手不可のようだ。他のアルバムも聴いてみたかったが、同様に入手不可。 と思ったらCDが出ているので、今度買ってみよう。