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逢坂冬馬 |
| 同志少女よ、敵を撃て |
| 同志少女よ、敵を撃て 2026年1月2日(金) |
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一九四二年二月、十八歳の少女セラフィマは、村の畑を守るため母と一緒に鹿を猟銃で撃っていた。ある日、村を見下ろす場所まで来た時、村がドイツ兵に襲われているのが見えた。銃撃しようとした母は逆に撃たれて、セラフィマも捕えられた。赤軍が急襲して救われるが、家も遺体も焼かれ、女性兵士に狙撃兵訓練生として連れていかれる。セラフィマはドイツの狙撃兵と狙撃兵訓練学校の教官となるイリーナへの復讐を誓い、厳しい訓練を受け、激戦の地スターリングラードへ派兵される。 実際の独ソ戦、実在した少女狙撃兵に基づく物語。戦記物に興味はないのでどうかと思ったが、「女性を守るために戦います」、「戦争は女性の顔をしていない」、そして「敵」とは何なのか、というところに真意があり、おもしろかった。アガサ・クリスティー賞、本屋大賞受賞作。 |