――Memole People――
キャラクター紹介

青色=リルル星人
緑色=地球人

メモル
身長15センチ(帽子を含む…ということは実質8〜9センチと思われる)の小さな女の子。
妖精じゃなくて、リルル星から地球に不時着した宇宙人。
生活年齢24歳ということだが、リルル星人は地球人と歳のとり方が違うので、地球人では6歳前後に相当する。
性格は明るくおてんばで、考える前に体が動くタイプ。しばしばその行動力が裏目に出ることも。
地球人の女の子マリエルと深い友情で結ばれており、彼女のためにさまざまな冒険を経験する。
表題のとんがり帽子は、彼女をはじめとするリルル星人のトレードマーク。メモルのとんがり帽子は、大好きなお母さんからもらった宝物。
彼女の両親はリルル星におり、メモルの気持ちはしばしばリルル星およびリルル村と大好きなマリエルの間で引き裂かれることになる。
マリエル・ルグラン
地球人の14歳の女の子。
森深いベレヌ村で病気療養中、生死の境をさまよっているところをメモルに助けられたのをきっかけに、彼女と無二の親友になる。
母親は死別、父親はめったに顔を見せないため愛情に飢えており、そのうえ長い孤独な療養生活のおかげですっかり生に対する希望を失っていた。
しかしメモルをはじめとするリルル星人たちとの深い交流の中で、少しずつ生きる力を取り戻していく。
体力を回復しても、繊細でどちらかといえば気の弱いところはなかなか直らず、性格がある意味正反対のメモルとはいろいろな側面で何度も助け合うことになる。
また、地球では孤立無援のリルル星人たちを心ない地球人から守るため、心を砕く。
もともとサンロアーヌ芸術学院のピアノ科の生徒で、ピアニストになるのが夢。
ポピット
メモルの友だちのリルル星人の男の子。
メモルたち仲良しグループの中ではいちばん思慮深いといえる。しばしば暴走しがちなメモルをセーブしたりフォローしたり、振り回されつつも彼女の天真爛漫さをにくめない。
非常に意志の強いところもあり、ひとつのことに打ち込むと周りが見えなくなるタイプでもある。
父親は音楽家のフォルテン氏。ポピット自身もバイオリンを弾く。
ルパング(右)
メモルの友だちのリルル星人の男の子。
いたずら好きで活発。いつも弟のピーを連れており、兄貴風を吹かせている。
マリエルと会っているうちに、彼女に幼い恋心を抱く。
「由緒正しい」泥棒、トリローネ氏の跡取り息子。
ピー(左)
ルパングの弟。いつもルパングの後をついてくる、まだ小さな男の子。
お兄ちゃんに怒鳴られながらも慕っており、いつもお兄ちゃんの発言を真似している。
お荷物扱いされることも多いが、ときには意外な重役を果たすことも。
オスカー
物語中盤で、ベレヌ村にあるマリエルの山荘近くにやってくる、15歳の地球人の男の子。
小さい頃から宇宙人に興味を持っていて、今でははっきり言って宇宙人マニア。メモルたちリルル星人の存在をつきとめようとするが…。
行動力があって機転がきく、それなりに頼りになる男の子だが、やや行き過ぎることもある。
マリエルはオスカーに(おそらく)初めての恋心を抱く。
マリエルと同じサンロアーヌ芸術学院の美術科の生徒。
グレイス
オスカーの幼なじみで、彼と前後して山荘にやってくる。
オスカーのことを独占したくてたまらないばかりに、何かとマリエルに嫌がらせをする。
また、「人形」として身を隠しているメモルの正体を疑っており、グレイスのためにメモルたちはたびたび危ない目にあう。
サンロアーヌ芸術学院の、マリエルと同じピアノ科の生徒。
プライドも高いが、実力の伴わないものではなく、人一倍努力家な面を持っている。
シンシア
サンロアーヌ芸術学院でマリエルと友達になる、バレエ科の生徒。
グレイスにいじめられたりメモルのことを心配したりと、なにかとトラブルが絶えないマリエルにやさしく接し、彼女の良き相談相手になる。
プロのバレリーナを目指しており、バレエに関してはだれよりも真剣だが、時にはその他のことをおろそかにしてしまうバランスの悪いところがある。
リルル村長
リルル星から宇宙旅行中に地球に不時着したリルル星人246人を率いる、リルル村の村長。
メモルの祖父であり、地球における彼女のたった一人の肉親である。
メモルを目に入れても痛くないほどかわいがっており、心から心配するゆえに、ときには厳しい態度も見せるが、基本的には非常に甘いおじいちゃまである。
バーバラ
メモルとリルル村長の家に住み込みで働いている家政婦であり、メモルの乳母。
両親と離れて暮らすメモルの親代わりをつとめ、やんちゃ盛りのメモルが「立派なレディ」になるよう、優しく厳しくしつけようとしている。
ペネローペさん(なぜかさん付け)
マリエルの家庭教師、兼、使用人頭。
マリエルの父親から、彼女の教育の一切を任されている。そのため彼女のしつけはとても厳しく、マリエルの生活のすべてを規律どおりに縛りつけようとする傾向がある。
当然、メモルとマリエルの小さな友情は彼女に発覚するわけにはいかない。マリエルの交友関係を疑いはじめたペネローペさんのために、マリエルは幾度となく冷や汗をかく。
リュックマン
自称「旅人」のリルル星人。
定住することを嫌い、いつも悠々自適のテント暮らし。村の生活から一歩身を引いたスタンスをとっている。 メモルをはじめ子どもたちはその独特のスタイルに惹かれ、しばしば相談を持ちかける。
メモルたちの言葉によく耳を傾け、彼らが困ったときにはいつも助けてくれるのだが、ときに先走ってしまうことも。
ワタポコ
メモルのペット。メモルの手に乗るほどの大きさなので、地球人の尺度でいったらミリメートル単位の大きさであろう。
名前の通り白い綿毛のような姿をしている。
ボオボオ
メモルの友だちのミミズク。メモルは不思議なパラソルからシャボン玉を吹き出し、ボオボオを呼び出して、背中に乗って出かけていくことが多い。
本来夜行性のミミズクなのに、メモルたちがあまり昼間にこき使うためか、夜目がきかなくなってしまったらしい。
行動範囲の狭いメモルたちにとって貴重な「空の足」である。ボオボオがいなければメモルはマリエルとこれほど仲良くなることもできなかっただろう。

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