展示用のカードには、以下のような文を添えました。
「去年(2013年6月)、私にも初めての姪ができました。
初めて抱っこした姪は、ちっちゃくて、重くて、あたたかくて、
そしてギャンギャン泣いていました。
その姪を抱き取った私の父(姪にとっては、おじいちゃん)が
この「まりととのさま」の歌を歌いだすと、姪は泣きやみました。
私の祖母(姪にとっては、ひいおばあちゃん)も、
姪にこの歌を歌ってあげているそうです。
私も、姪を抱きながら、この歌を歌ってみました。
そうしたら初めて、姪は私の腕の中で眠ってくれました。
そんなわけで、「まりととのさま」は
私にとって、手まり歌でなく子守唄なのです。」

絵本コースの仲間たちも、思い思いの詩をもとに絵本を作りました。
イラストコースの方たちは、1枚のイラストに全力を込めて展示していました。

「詩をふまえて絵をかく」ことは、簡単ではないと思います。
テキストをそのまま説明してしまうと、面白くありません。
テキストのイメージをつかみつつ、いかにテキストそのものから「ずらす」か、
テキストと絵の相互作用について考えさせられる、
難しくも意義深い課題でした。
パレットクラブスクールではたくさんの面白い仲間に出会いました。
この出会いを大切に、今後のステップにしていきたいと思います。
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