パレットクラブスクール卒業制作展「私の好きな詩(うた)」開催報告

2014.3.28(金)〜4月27日(日)
パレットクラブスクール [HP]




絵本の勉強をしようと通い始めた「パレットクラブスクール」。
イラストコースと絵本コースがあり、私は絵本コース16期生として学びました。

厳しくも楽しい1年間があっという間に過ぎ、とうとう卒業制作となりました。

与えられたテーマは「私の好きな詩(うた)」

詩で絵本を作る?どうしたらいいの?
手探りのまま、力づくで仕上げた作品がこちらです。


『まりととのさま』
西条八十:詞




展示用のカードには、以下のような文を添えました。

「去年(2013年6月)、私にも初めての姪ができました。
初めて抱っこした姪は、ちっちゃくて、重くて、あたたかくて、
そしてギャンギャン泣いていました。
その姪を抱き取った私の父(姪にとっては、おじいちゃん)が
この「まりととのさま」の歌を歌いだすと、姪は泣きやみました。
私の祖母(姪にとっては、ひいおばあちゃん)も、
姪にこの歌を歌ってあげているそうです。

私も、姪を抱きながら、この歌を歌ってみました。
そうしたら初めて、姪は私の腕の中で眠ってくれました。

そんなわけで、「まりととのさま」は
私にとって、手まり歌でなく子守唄なのです。」




絵本コースの仲間たちも、思い思いの詩をもとに絵本を作りました。
イラストコースの方たちは、1枚のイラストに全力を込めて展示していました。



「詩をふまえて絵をかく」ことは、簡単ではないと思います。
テキストをそのまま説明してしまうと、面白くありません。
テキストのイメージをつかみつつ、いかにテキストそのものから「ずらす」か、
テキストと絵の相互作用について考えさせられる、
難しくも意義深い課題でした。

パレットクラブスクールではたくさんの面白い仲間に出会いました。
この出会いを大切に、今後のステップにしていきたいと思います。



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