たとえもし何が犠牲でも只一つ信じた
君の真っ直ぐな眼に映る刹那に咲いた花の色


*********************

どれほど力を手にしたら「何からも傷つけられずにすむか」ではなく
「何をも傷つけずにすむか」を考えているというのがとても現代的でそして鋼的だと思う。
「生きる 生きていく」「二人は歩き続ける」と、一見前向きに見える詩なのだけど、
生々しい自分の傷口を自分で舐めてその味に酔いしれるような、そんな倒錯と陶酔が香ってくるように見えます。


2005.04.08 Painter classic使用