Neo
Nippon |
◇ Neo Nippon いま、伝えたいこと・・・・ 住宅の建設戸数が経済のバロメーターの一つに挙げられてもう久しいですが、本当に数字の伸びだけで日本経済の好不調や日本人の暮らしの豊かさが判断されて良いのでしょうか? |
◇ コストパフォーマンス
最近の新国立競技場の話題が象徴するように、国内の建設費は上昇傾向にありますし、建設コストの不透明さには専門家の我々でさえ驚きを隠せません。設計作業の中で一番難しいのはコストの調整でもありますし、クライアントの立場から見ても一番心配な問題ではないでしょうか。 |
◇ 日本の伝統 日本の気候や風土も少しずつ変化してきています。また、先人から受け継いできた素晴らしい伝統や建築技術も少しずつ忘れ去られようとしています。デザインを優先するあまり自然を甘くみたり、目先のコストに囚われてしまい、メンテナンスに大きなお金を投資せざるを得ないケースも増えてきています。これからのストック社会において、良質の建築を何世代にも渡り長期的なメンテナンス計画も含めデザインしていかなくてはいけないと考えます。メンテナンスフリーなどという材料は建築にはありません。日本の気候風土に順応し、社会情勢に適応した建築を創ることが、人々の生活のクオリティを高くし、如いては、日本文化の歴史を過去から未来へと繋ぐことができるのではないでしょうか。 |
◇ 木の温もり、安らぎ、自然の大切さ、素晴らしさ・・・・・ 日本の気候風土は、素晴らしい木の文化を育んできました。近年では、コストの問題などにより外国材の輸入の比率が高くなってきておりますが、今一度、国内における木材の品質の良さ、気候風土が育んだ素材に包まれる安心感、品質管理の高さや流通システムを見直し、積極的に国内産の木材を使用するメリットを考えていかなくてはいけません。
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◇ 雨宿り 軒の存在は建物の寿命に大きく影響を与えます。日除け、外壁の汚れ防止、北海道の場合は凍害防止などの劣化対策、縁側などの形成による中間領域の楽しみ、"雨宿り"などなど様々なメリットがあげられます。また、屋根の形は建築のデザインに大きく影響を与えますので、敷地の大きさや形状、周辺の環境なども調査しながら決定していく必要はあるでしょう。特に北海道の場合は近隣との雪のトラブルなどによる問題対策により無落雪にするケースが増えていますが、こう配屋根においても雪を落とさない工法がいくつか提案されておりますので、デザインの選択肢を広げてみましょう。 |
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