宮前の家

わが国における住宅の建て替えのサイクルは、欧米諸国に比べとても短く、そのスピードは３～４倍の速さでゴミに変えてしまっている。家をもっと使いこなすことは出来ないのであろうか。時の流れや私たち人間の肉体的、精神的な変化に対応しつつ成長していくことが理想である。しかし、ほとんどの人が家にあわせてしまい、その結果ストレスを感じてしまうことになる。高齢社会から超高齢社会へと移り変わる現実の中で、バリアフリーやユニバーサルデザインという言葉が一人歩きしている今、本当に人、環境に優しい住宅がどのようなものなのかを、クライアントと共に追求しこの住宅は計画された。